(2021年12月19日 更新 かずおすすめお金本『ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」 〜資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか〜』(桑原 晃弥 著)
オス!かずだ!
そういう方のために、まとめ記事を用意した。
この記事を読めば、
- お金持ちに共通する「たった3つ」のエッセンス部分がわかり、
- お金持ちにあって自分に足りない部分がハッキリわかるようになり、
- お金持ちに変われるためにすべき行動がわかる
から、貧乏人生まっしぐらの運命から脱し、金持ちロードに車線変更できる。
しっかり学んでほしい。
…
…
さて、これまで『金持ちマインド吸収シリーズ』として、リベ大両学長、バリ島の大富豪アニキ、『金持ち父さんの貧乏父さん』のロバート・キヨサキ氏を招いてお話を伺ってきた。
本記事では、これらの「お金3賢者」の話の共通部分をくくりだして、お金持ちの本質にさらに迫ってみたいと思う。
その共通部分は、次の3である。
- やりたいことが明確であること
- 自分も相手も共に大切にしていること
- 常に失敗と共に生きていること
以下、この3つについて説明するとともに、俺がそれぞれについてどのように行動していくかについても述べていくから、参考にしてくれ!
では、さっそく始めよう!
目次
1 人生でやりたいこと(お金を稼ぐ目的)は?
お金を稼ぐ目的が、行動のエネルギー源であり、同時にそのエネルギーを脇道逸れずにコントロールするための羅針盤となる。
今まで紹介した3人のお金持ちは、それぞれ以下の方法で、目的を明確にしていた。
- 両学長は、「価値観マップ」
- アニキは、「お金を稼げる仕事から逆算」
- ロバート氏は、「やりたくないこと・やりたいことリスト」
目的の明確化は、戦いに勝つためのバイブル『孫氏の兵法』でも言われていることである。
つまり、孫氏は、戦いをする前に、まずはその戦いで得られるメリットを明確にせよと教えている。
戦争は莫大なコストが伴う政治の手段であり、明確な目的が戦う・戦わないを決める際の冷静な利益計算に繋がるし、
戦いになったときも、ムダなところにエネルギーが拡散するのを防ぎ、ここぞということろにエネルギーを集中させて勝つことができるからである。
また、成功法則のバイブル『7つの習慣』でも、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」で、まずもって理想の到達点をハッキリさせることの重要性が説かれている。
このように目的の明確化は必要なお金をゲットし、人生というゲームに勝って成功するための必須条件である。
なので、ここでは、ロバート氏の「やりたくないこと・やりたいことリスト」を作り、俺の価値観を明確にしてみよう。
俺がやりたくないこと
俺は、信頼できる仲間がいない人生を歩むのは、何よりも絶対に嫌だ。
俺は中学時代にイジメに遭い、そこから人間不信になってどんどん独りになっていった。
たしかに、俺はもともと我が強いタチだから、独りの方が気楽ではあった。
- 誰に気兼ねなく、好きなものを買い、自分が食べたいものを食べ、大好きな南の島に行くことは楽しい。
- 誰に何と言われようと、自分の信念を貫きたい。
しかし、何かが決定的に欠けていた。
寂しいのだ。
俺がやりたいことと、自分の信念
だから、俺は、本音でぶつかり合い、心から尊敬し合う人間関係が欲しい。
- 好きなものをシェアし共感しあったり、美味しく健康にいいものを一緒に食べて感激しあったり、南の島でワイワイ・ゆったり一緒に過ごす
- 自分の信念に共感してくれた人とチームを作り、正義を実現し、一緒に喜ぶ
自分を活かしつつ、人と繋がる。
それには、自分の信念を知り、それを磨き続け、発信し続けなければならない。
俺の信念は、
- 目先の利益や恐怖に振り回されず、常に正しい方・本物の味方でいること
- そのために率先して動く勇気・行動力を持ち、勝利へ導く実力のある者でいること
- その過程の喜怒哀楽を仲間と分かち合い、ワイワイ楽しむこと
法律を学び、弁護士を目指すのも、それがこの信念を活かせるフィールドだからだ。
お金は、そのために必要な時間・健康・快適性を得られる限度で稼げればいい。
2 自分にも他人にもgiveすること
今まで話を聞いたお金持ち3人とも、お金を得たいならばまず自分から人に価値をプレゼントすることが大切だと言っていた。
すなわち、
- 両学長は、「『ギバー』であることが大切」と、
- アニキは、「人のためにお金を使え」と、
- ロバート氏は、「人は自分の鏡である」
とした。
つまり、人に施せば、その恩返しとして、自分も与えられる、ということである。
これは、「返報性の法則」という社会心理学に基づいたものであり、実際のセールスの世界でも広く行われている普遍的な法則である。その使われ方を見て理解を深めよう↓
また、『7つの習慣』の第4の習慣「win-winを考える」で、ギブの応酬が人間関係の本質であると教えてくれている。↓
事業で儲けるのも、自分のスキルで相手を満足させたからであるし、
投資で儲けるのも、相手に対して、その成長の為に必要なお金や不動産といった価値を、giveしたからなのである。
もっとも、最初からそのような資産はないから、そのような「お金持ち道入門者」がまずすべきことは、
- 両学長は、本当に必要な支出を見極めて生活防衛資金を蓄えつつ、副業で事業を始めてみることとし、
- アニキは、自分の信じた道を継続して歩むこととし、
- ロバート氏は、資産への支払い、すなわち『自分への支払』いを先に行い、『他人の支払い』は後にすることで、着実に資産形成をしつつ支出を切り詰め、お金を稼ぐ力を目覚めさせること
とした。
これらの根底にある考えは、相手により大きな価値を与えられる存在になるために、まずは小さい事から始め、give力を継続して養い続けなければならない(=まず自分自身に対してgiveして、自分を大切にしなければならない)ということである。
資本主義社会において、自分の頭を使わないでいると、知らず知らずのうちにカモにされてしまう。
そのようなエネルギーを吸い取られまくりの状態で、人に何かエネルギーを与えることなど、望むべくもない。
限られた時間とエネルギーの中で成果を出す秘訣として、『7つの習慣』の第3の習慣では、「最優先事項を優先する」と述べられている↓
また、
- 両学長は、「お金をかけずにgiveできることはいっぱいある」と、
- アニキは、「人に自分から会いに行ったり、自分から失敗談を語ったり、泊まらせたりすることが大切」と、
- ロバート氏は、「お金だけでなく、微笑み・愛情・友情も、欲しければ自分から与えることだ」
と言っていた。
これは、他者にgiveすることも、今できることから始めよ!ということを諭してくれている。
そして、この観点からは、日々行われる多くの「消費」においても、それが「本当の意味でのgive」1になっているのか、考え・見極める力が問われているのである。
モノを買う事って、「助け合い」が本質なんだから、
上っ面ではなく、本当に自分の助けとなるような価値を提供している人にお金を渡さないといけない。
・偽物を助けたら、自分、世の中、そいつ自身のためにならない
・真に助けるべき人にお金を渡すことができる人に、神様はお金を恵んでくださる
— かず@魅力発見心理コーチ (@Kazu_charmcoach) September 3, 2021
では、
- ①俺がgive力を高めるべきことは何か?
- ②また、現段階で他人に与えられる小さなgiveは何か?
①俺が高めるべきgive力
金持ち父さんは、「頭脳こそ最高の資産である」といった。
俺は、法律を十数年勉強し続けてきたから、人より法律知識がある。
これは資産か?
俺は、単なる知識それ自体は、資産ではないと考える。
なぜなら、資産とは、継続的に富を生み出し続けるモノであるところ、
知識は時の流れで風化し、すぐに使い物にならなくなるからである。
ロバート氏が『金持ち父さんの貧乏父さん』でいっていたが、これからの時代は知識をたくさん暗記している事が評価されるのではなく、
次々に現れる新しい知識を「早く学んで使いこなす力」が大事になってくる。
法律なんて改正されればすぐに変わるし、世の中には法律や判例に直接あてはまらない「生きた事実」であふれているから、暗記した知識なんて使い物にならないのである。
だから俺は、「試験に受かるための薄っぺらい法律知識」1よりも、その知識の根本にある法則を理解して使いこなす力を育むことを常に意識してきた。
これが、俺が言う「法的思考力」であり、時代に淘汰さずに価値を生み出し続ける資産である。
この法的思考力という資産は、今後上記のような上っ面知識でいっぱいのロボット法曹が法曹人口増加とAIの発達で淘汰されていく中で、必要性が理解され、需要が浮き彫りになってくる。
だから俺は、たとえ「要領が悪い」という合格者の声にさらされようとも、この「法的思考力」を育むことを第一優先に学び続けなければならない。
- 頭脳の基礎には身体の健康があるから、食事・睡眠・運動で良好なコンディションを維持
- 法的思考力を高めるための時間を第一優先で取る(朝イチ!)
- 法的思考力を育むために必要な教材(基本書・その他書籍など)の支払いを第一考え、値段で妥協しないようにする
- また、その支払いができるように、両学長の『お金の大学』にある固定費削減方法を全部やる1
資産への投資は、短期的には憂き目であるかのように見えるが、水面下では着実にリターンを蓄えている。
資産への投資を継続する者は、最後には必ず勝てる。
②俺が現段階で他人に与えられるgive
今の俺にできる、今の人間関係を大切にすることは何だろうか?
- 隣りに暮らすおばあちゃんや、両親・兄弟を気遣ったり、職場では上司の求めているものが何かを常に考え、それを満たして喜ばれるなど、一番近い人間関係をまずは大切にする
- 日々の買うものについて、できるだけ質のよいものしか買わないようにして、そのような生産者を応援する(なるべく有機野菜を買うようにするなど)
- 司法試の受験勉強の過程と役立つ法律知識、その他の有益な学びをブログで発信し続ける
- 「資産から収入を得る」という経験知識を得るため、両学長のYouTubeを参考にして、小さく給料天引きの投資を始めてみる
神は、細部に宿る。
小さい事から反復的にgive精神を発揮していき、それが無意識にできるよう、人格に刷り込んでいく。
3 失敗と共に生きる
両学長も、アニキも、ロバート氏も、過去に山ほど失敗し、また現在も失敗しながら生きている点が共通している。
彼らはそれぞれ自分の失敗を積極的に発信しており、なんら恥だと思っていない。
目線が遠くにあるから、短期的な失敗は成功までのプロセス・行動力のある証であると実感できているのである。
もっとも、短期的な視点しかない周りの人間は短期的な成果で人を判断するから、離れていくこともあるだろう。
だが、それは結局自分の信念で繋がる人間関係ではなく、自分が深くかかわるべき「運命の人」ではない。
失敗は、本当に関わるべき人を「ふるい」にかけてくれるのである。
信念で繋がる熱い友情・男女関係の喜びについては、『ザエージェント』という映画をみると「いいなぁ!」と思える。
この映画のレビューはこちら↓
このように、失敗は、
- 自分が目的に向かって動いている証であり、勇者の紋章
- 深くかかわるべきでない人を振り落としてくれる、高性能フィルター
なのである。
失敗ウェルカム!
この記事で、目標が明確になった俺も、常に失敗と共に、勇者として胸を張って、人生を歩んでいけるはずだ。
次は、あなたが歩き出す番だ!
まとめのまとめ:「結局、お金とは何ぞや?」かずの答え
さて、本編はここまでである。
いかがだっただろうか。
お金持ちに共通する本質部分
- やりたいことが明確であること
- give精神で自分も相手も大事にしていること
- 失敗を恐れない行動力があること
がわかってもらえたのではないか。
お金持ちには、まず、自分が人生において達成したい目的があり、お金はそれを実現するための便利な道具なのである。
もっとも、これはお金について、その機能について語るものであり、「それ自体何なのか」というお金の定義については、述べられていない。
深く考える俺としては、なんか釈然としない。
そこで、これまでの話を踏まえて、お金とは何なのか、俺なりに定義し、その本質にさらに迫ってみようと思う。
それが、お金についてより深く知ることに繋がり、ひいてはお金と仲良くなることに繋がるからだ。
思考の変態は、ついてきてもらいたい。
…
…
…
思うに、お金とは、本質的には、「交換価値そのもの」である。
人間社会は価値を交換し合うことで成り立っている。
その価値交換は、古くは物々交換で行われていたが、それをより効率的に行うために、紙幣や硬貨が生み出された。
交換価値自体を紙幣や硬貨に化体させると、それは劣化しない万能交換物となり、取引できる範囲を飛躍的に拡大させる。
引用元:新説を生んだ「動かせないお金」
通貨は、本来見えない価値を見えるようにするための、フィクションにすぎない。
物々交換であっても、お金を使った交換であっても、価値を相手に届けるために、人と人との間に渡っている「道」がある。
それが、信頼である。
この信頼という道が広いほど、また多くの人との間にできているほど、頻繁に、早く、多くの価値が交換できる。
その信頼の道を切り開くのが、「まず自分からgive」の精神である。
獣道って、何もないところを、まず最初に歩く者がいるからできるのだ。
小さなことから、相手に与えまくっていき、細くても信頼の道を通しておくのだ。
お金が欲しいなら、自分から最初に道かける、勇気が必要である。
細くても道ができれば、その道をたどるたび、広く、しっかり踏みしめられて歩きやすい道になっていく。
そのようにして道が整備されていき、お金が蓄えられてきたら、次に考えるべきことは、そのお金を自分から切り離し、働かせることである。
お金を相手に一定期間使わせてあげると、その対価がえらえる。
利息である。
これを一部再投資していれば、価値は雪だるま式に巨大化していく。
複利である。
何か欲しいとき、複利によって大きく育った価値から少しずつ切り崩していけば、価値は育ち続ける。
その価値から得られる永遠の収穫が、俺たち24時間365日、支え続ける。
このように自分を離れて働き続ける、お金という人類最大の発明を活かさない手はない。
お金は、「価値交換」という人間の本質に由来する便利な道具であり、、愛と感謝のエネルギーであり(↓記事参照)、使い方を誤らなければ、俺たちの生活を豊かにしてくれる味方である。
【願いを叶える論理を発見!】『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』を一言で切る!(前編)
さあ、たくさんの笑顔に囲まれた、本物のお金持ちへと、運命の車輪を回し始めよう!
では、また!
以上のように、お金は交換価値であり、giveしたことの対価である。
ところが、世の中には、宝くじがあたったり、親が金持ちで多額の財産を相続したり、通貨発行権を牛耳れる人が存在する。
お金は、自分の好きなことができる、大きな力であるところ、上記のようなgiveなくしてお金を手に入れてしまった人が、どういう人格を育み、人々にどういう影響を与えるのか、悪しき具体例が思い浮かぶ人がいるだろう。
力には責任が伴うのだが、その責任部分を育まなければ、待っているのは利己主義による散財・独占・暴力である。
お金の劣化しないという、取引社会を発展させるメリットも、それが過ぎると、デメリットになってしまうのである。
このデメリットを解消する方法として、「腐るお金」というものがシルビオ・ゲゼルという人により考案され、成果を出している↓
「持つべからざるものが持つ」という問題を解決するための、有力な考え方であると思われる。
かずおすすめお金の本
ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」 資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか(桑原 晃弥 著)
本書は、世界中の投資家の師匠、そして愛に溢れる人生師匠である、ウォーレンバフェットが守る行動哲学を8つにまとめ、平易な文章で解説している。
その8つを分析すると、言いたいポイントは以下のようなものであり、やはり本記事で述べてきたものと同じことであることに気づくだろう。
投資とは、価値に価格が追い付いていないときに、その価値にさらなる成長の機会を与える行為である。
つまり、社会にとって必要なものに、必要な資源を与えることであり、それは愛なのだ。
そのような価値を見抜くには、まずもって自分の価値がそれに見合うものでなければならない。
だから、自分への投資を第一に考えなければならない。
そして、今できる小さなことから、愛を与え始めることが大切である。
トライアンドエラーで、愛は磨かれていくからだ。
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