オス!かずだ!
楽しく、学びがあるアマプラ映画をどしどしシェアしていくな!
俺と一緒に、「この映画ではどんな教訓が隠れているのか」考えて思考力を高めていこう!
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さて、今日のお話は…
ミネソタ大学の犯罪学教授が、囚人になりすまして刑務所に潜入したときの体験記を基にした、実話ベースの物語。
ある日、殺人などの重罪人を収容するウェイクフィールド刑務所に、ブルベイカーという男が収監される。
実は彼は、刑務所内の囚人たちの待遇を調査するため、体をはって侵入した、新所長だった。
「真実に徹底的に向き合う」という、ブルベイカーの、妥協を知らない信念が読み取れるな!
そこで彼は、飢え、暴力、殺人、レイプ、労働力の搾取といった、人が人として扱われない地獄を目の当たりにし、力が支配する奴隷制度の改革に乗り出すことになる。
彼が目指していたのは、刑務所の維持といった手段ではなく、「人間の尊厳を取り戻す」という本来の目的。
だが、現在の制度に利権を持っている内外の奴らは、彼の足を引っ張ってくる。
彼は持ち前の「真っすぐさ」で、そんな邪魔に屈するような中途半端なことはしなかった。
そして、とうとう、刑務所の最大の秘密である、数百名にも及ぶ大量虐殺を暴くべく、死体が埋められているとされる農場に赴くのだった‥
…
…
結局、ブルベイカーは州知事からの圧力により、所長の地位を追われてしまうのだが、それまでの過程でブルベイカーが取り戻した人間の尊厳は、卑屈になっていた囚人たちを突き動かす。
そして数年後、囚人たちは憲法違反で刑務所を提訴、勝訴して待遇改善を勝ち取るのだった。
愛と正義はゆっくり作用するが、その力は強く、誰も逆らえない。
真実は長い目でみたとき、必ず勝利をもたらす。
それを学べる。
…
…
さて、ここまでが、一般的なこの映画の読み方。
だが、思考の変態である俺たちは、もうちょっとこの映画から学びを絞りとろう。
たしかに、ブルベイカーの買収や妥協案に応じない、あくまで真っすぐな行動は、賞賛に値する。
だが、ちょっと真っすぐすぎて、簡単に「ポキン」と折られてしまった感は否めない。
その過程で、死人も出してしまった。
正しいことを目指すにしても、
- 敵の意見と正面からぶつかるのではなく、利益を餌にして協力させたり、
- 信頼できる仲間とサポート・ネットワークを構築しみんなで闘ったり、
もうちょっと広い視野を持てていたら、彼は所長として、もう少し長く囚人たちに寄り添っていてあげられただろうし、救えた命もあっただろう。
- 人を利害で誘導し、自分に有利な状況をつくること(戦いは正をもって行い、奇をもって勝つ)
- 仲間との団結を深め、一つになって困難に立ち向かうこと(之を合するに交をもってし、之を斉しくするには武をもってする)
については、孫氏が教えてくれている↓
様々な人々が様々な利益を追求している、複雑な世の中。
俺たちには、
- 現実に甘んじ、理想に向き合わないで卑屈になるのではなく、
- 理想のみを視野に入れ、現実に向き合わないのでもなく、
両極端に走らず、両方にしっかり向き合うという、現実と理想を両方視野に入れるでっかい度量が必要なのだろう。
やはり、愛は困難な道の先にある。
その道は、一見遠回りだが、実は一番近かったりする。
学びの道草を、楽しもう。
『7つの習慣』の、「第二領域」!
まとめ記事:https://t.co/DxLKY3kCLP pic.twitter.com/S0V1PvbdWO
— ウエノ@法務博士ナンパ師 (@uenotubuyaki) February 20, 2022
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