【読書の鬼👹鴨さん厳選おススメ書籍を読んで「鴨頭嘉人像」を浮き彫りにしよう!】①将来の不安を打ち破る人生戦略『投資家みたいに生きろ』(藤野英人)

(2024年3月24日更新 参考文献『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』: 絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (島田紳助))

はじめに~本企画の趣旨~

こんにちは、こんばんは、魅力発見心理コーチのかずです。

僕は、YouTube講演家、副業ロックスター「鴨頭嘉人」さんが経営するチップのモデル店舗「YAKINIKUMAFIA IKEBUKURO」のインターンに応募しました。

引用:YAKINIKUMAFIA IKEBUKURO インターン募集ページ

僕が磨き続けている「裸の魅力」とそれに基づく「裸の人間関係構築力」にさらに磨きをかけ、輝かせ、響かせるには、これ以上いいステージはないでしょう。

かず
かず
かず、ひと肌もふた肌も脱いでオールヌードになります

鴨頭嘉人さんとは、どのような方なのでしょうか?

引用:東京カモガシラランド

  • マックで国内外の表彰をかっさらった伝説のスーパーバイヤー
  • YouTube総再生回数は3億回を越え、名だたる企業にそのマインドを延焼させた日本一熱い炎の講演家
  • 「承認の世界」を創るために先駆けてチップ文化を日本に導入し軌道に乗せる西部開拓者

などなど、実績を挙げればきりがありません。

最近では、57歳で歌手デビューで果たし、ダイヤモンド☆ユカイさんとコラボしたり…

鴨頭嘉人「ゴキゲンソング」 Official Music Video(4K)

聖地☆武道館でのライブにもコミットされています!

超絶怒涛のチャレンジャーであり、しかも着実に理想を現実に変えてきている…

そしてなにより、人生楽しんでる❤

引用:鴨頭嘉人の経歴・年齢・出身大学・講演会(セミナー)の評判など徹底調査しました。 楽しい生活

その秘密を知りたい…!
どうすればいいか?

著書?

たしかに、鴨さん自身はたくさんの本を出されており、それらはおいおい紹介していきます。

参考:東京カモガシラランド 著書

今回は、鴨さんのマインドを形成した「学びの対象」に焦点を当ててみましょう。

そう、彼のおススメ書籍です。

「本棚を見ると、その人がわかる」というもんね!
かずの彼女(先生)
かずの彼女(先生)
かず
かず
しかも、鴨さんは「鴨楽読」という速読の使い手で、年間800冊読んでらっしゃる読書の鬼です。
なので、その中の「おススメ」は至極の濃~い一滴です。

日本人の年間の読書量は12.3冊といいます。1カ月に、たったの1冊です。さらに、驚愕のデータがあります。

文化庁の調査では、月に本を1冊も「読まない」と答えた人が、全体の47.3%にものぼっています。驚くことに、日本人の半数近くが本を読む習慣がないのです。

「1、2冊」と答えた人が37.6%。「3、4冊」が8.6%。「5、6冊」が3.2%。「7冊以上」が3.2%です。

つまり、月に7冊読むだけで、あなたは読書量において日本人の上位3%に入ることができるのです。

参考:月7冊の読書ができる人が圧倒的に突き抜ける訳日本人の平均は月1冊、半数近くは本を読まない 東洋経済オンライン

そして、読書量と収入は相関しています

引用:読書は成功者への近道 成功している人ほど本を読むその理由は KEY SESSION

本企画、【読書の鬼👹鴨さん厳選おススメ書籍を読んで「鴨頭嘉人像」を浮き彫りにしよう!】を制覇したあなたは、上記鴨さんのような周囲の人々を温かいオーラで包み、巻き込んで躍らせる太陽のような存在になり、人にもお金にもモテモテになること請け合いです。

このシリーズはどんどん続けますので、ぜひ最後までお付き合い下さいな❤

さて、記念すべき第一回で取り扱う本は‥

将来の不安を打ち破る人生戦略『投資家みたいに生きろ』(藤野英人)

紹介元

Voicyで鴨さんが紹介して下さった書籍です。

この音声では、老後2000万問題の概略と、それに対する著者藤野さん&鴨さんの「投資家として生きる」という対応策が述べられています。

本記事では、それをさらに深堀り、「投資の本質」を丸裸にしたいと思います。

「老後2000万円問題」って何?

みなさんは、2019年に金融庁が提出した「金融審査会市場ワーキング・グループ報告書」により「老後2,000万円問題」が話題になったことを覚えていらっしゃるでしょうか?

「老後2,000万円問題」とは、どのような問題でしょうか?

上記報告書には、高齢者夫婦無職世帯の平均的な家計収支が記載されていて、実収入が209,198円に対し、実支出が263,718円となっています。
したがって、毎月54,520円が不足し、たとえば老後を30年間と想定して計算すると、約2,000万円がマイナスになります。

そして、65歳時点の金融資産は夫婦世帯において2,252万円となっているため、これを取り崩して生活することが予想され、これを「問題」としてとらえているわけです。

参考&図の引用:老後2,000万円問題とは? 必要額の計算方法と資金不足を防ぐポイント マネープラザONLINE

かず
かず
結局貯金切りくずせば足りんじゃん…なんか、僕には不安感をあおるキャンペーンのように思えます

そうはいっても、日本は少子高齢化によって高齢者を下支えする若者の人口が減り続けています。
なので、国民年金による老後の保障が薄くなることは避けられないようです。

参考:1からわかる!年金制度(2)年金額は将来 減っていくの? NHK大学生と作る就活応援ニュースゼミ

将来お金が足りるか不安…
YouTubeの広告で流れてた「誰でも1日たった5分の作業で月収30万円が簡単に稼げて宿便もドバドバでる副業!」やろうかな…?
かずの彼女(先生)
かずの彼女(先生)
かず
かず
落ち着け

著者紹介、著者が示す解決策

著者は、投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役社長であり、明治大学商学部兼任講師。

彼は、老後2,000万円問題に対して、以下の解決策を提示します。

①若いうちにたくさん稼ぐこと
②細く長く暮らしていけるよう、支出を抑えること

しかし、①ができる人はそう多くなく、
また、②について、かけがえのない青春時代を犠牲にしてしまうということが、上掲音声で述べられています。

そこで、著者&鴨さんが提示するのが、「投資家としての生き方」です。

すなわち、

③元気に長く働き続けること
④収入の一部を投資に回し、そのリターンを活用すること

です。

「喜んでお金を使うこと」「飲食店を出ることきに、”ありがとう”ということ」「収入の一部を投資に回すこと」

鴨さんの音声では、以上の具体例で「投資の本質」を浮き彫りにしてくれてます。

本記事では、僕が、それをバシッと定義してみます。

「投資」の定義と内容

僕が思うに、投資とは、「共通の明るい未来(ビジョン)に力を合わせ挑戦することです。

僕たちが住むこの世界は、変化し続ける世界であり、絶えざる問題への挑戦の世界であり、進化・向上・克服の世界であり、それによる喜びの世界です。

ですから、世界と自分の変化の波を楽しんで乗りこなし、たんたんと喜びエネルギーを発し続けるサーファーのような生き方が、人の本性に合致する生き方です。

それによって勝手かつ自然に生じるのが、学び続けること、明るいあいさつ、承認するなどの、「成功者の行動」なのです。

『金持ちマインド吸収シリーズまとめ』3つの金持ちエッセンス&かずの金持ちへのロードマップ

そして、人に与えたものは複利で膨らんで返って(帰って)きます。

ですから、人に与えること、お金を支払うことは、「やらなければいけない」という義務、「身を切られる」という痛みではなく、自分を含めた明るい未来のためにワクワクして行うものなのです。

それが、「一如」1(ワンネス)という考え方です。

お金持ちになれる人となれない人は「お金の使い方」にある【藤野英人×鴨頭嘉人】34分
かず
かず
この対談をみて奮えました。
かず
かず
「一つだ」、という意識が「信じる力」に繋がり、自分を100%ぶん投げることができるんですね

投資の足を引っ張る「恐れ」、そして和解する方法

お金も、誰かにかける温かい言葉も、減らないんです。
それは、喜びを増すことなんです。

しかし、

  • 新しい事をするのが恐い…
  • 新しい自分になるのが恐い…
  • 嫌われるのが恐い…

自己保存、現状維持を図ろうとする「恐れ」があなたの前に立ちはだかってしまいます。

動くべきかか、動かざるべきか…

動くこと、変わることにリスクはつきものです。

それでは、リスクや恐れをそれをどのようにマネジメントしていけるのか?

鴨さんは、「動かないという非合理な決断」(=現状維持バイアス)を乗り越えるための3つの方法を教えてくれています↓

また本書では、目先の損得よりも、「好き」の気持ちを信じ、その流れに乗って決断することを説いています。

私たちの恐れは敵ではありません。
あなたの一部であり、あなたを守ろうとしてくれているんです。

それを認知・感情で承認し、コミュニケーションをすることが大切です。

新たな層の恐れと和解できたから、僕はステージパフォーマーという新たなチャレンジに踏み出すことができました。

恐れを受け容れ超越し続けるという僕の学びは、「投資家としての生き方」を学ぶことだったんです。

【悲劇のストーリーを書き換えろ!】ビジョン心理学セミナー「家族とリーダーシップ」体験記~前編:知られざる許しの深淵~

かず
かず
近い将来、公式LINEでお友達になってくださった方に、上記の恐れと和解する方法を施し、伝授します。公式LINE開設まで少々お待ちください。
Xで僕の動きを見といてください。

本記事で紹介しきれなかった本書の魅力

本書ではこのほか、たとえば以下について詳しく述べられています。

  • 「喜びエネルギー」の具体的な5つの内容(①主体性、②時間、③お金、④決断、⑤運)
  • 人生を本当に楽しく豊かにするお金以外の「リターン」とは(最強のリターン〇〇感)
  • 圧倒的な実力を育む「投資家流タイムマネジメント術」

ぜひ手に取っていただき、僕と一緒に金銭的不安0の爽快感にひたりましょう。

さらに投資家としての鴨さんを知る文献紹介

『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(ブライアン・ハリガン (著), デイヴィッド・ミーアマン・スコット (著), 糸井 重里 (監修), 渡辺 由佳里 (翻訳))

鴨さんのYouTube講演動画のどれかの中で紹介されていた本です。

鴨さんの講演家としての活動や歌手活動※の中に、本書があらわにする”投資家グレイト・フルデッド”のマインドが息づいているなぁと思ったので、ここでシェアします。

※「歌手活動公式サイト」東京カモガシラランド

これでよかったのだ。 糸井重里(ほぼ日刊イトイ新聞)

50年以上も前から、「フリー」も「シェア」も実践していた
伝説のバンドに学ぼう! あの名著が文庫で復活しました!

○アメリカ西海岸で結成以来、独自の音楽とライブ体験を生みつづける伝説の大御所バンド、グレイトフル・デッド。
音楽業界がレコードを売ることが中心でそのためにツアーをしていた頃から、ライブ中心のビジネスモデルを築き上げた。
その結果、「フリー」も「シェア」もその言葉が生まれるずっと前から実践するバンドになった。

○ライブは録音OKで聴き放題。それなのに年間5000万ドルも稼ぐ、ビートルズより、ストーンズより、儲けてしまったバンドの秘密は何か。
それは、フリーでシェアでラヴ&ピースな21世紀型ビジネスモデルである。

○本書はグレイトフルデッドの長年の活動を紹介しながら、
そのスタイルは実はマーケティングとして際だっており、
今を先取りしていることを明らかにする。

引用:Amazon

僕たちの触るスマホからは、フリーのコンテンツがあふれ出てきます。

YouTube、TickTock、Voicy…

”推し”の講演や対談、PVやライブ映像を見て聞いて、ワクワクすれば、シェアするのは簡単です。

コンテンツについているソーシャルボタンからXを選び、一言添えて、ポンっとポスト。

それを見た人の心にも延焼すれば、いいねをつけて、リポストしてくれます。

飛び交うプレゼントの軌跡が描く、網目のドームに囲まれた現代。

現代人が1日に触れる情報量は、江戸時代の一年分、平安時代の一生分とも言われています。

毎日情報でお腹いっぱい…

「食べること」よりも「何を食べないか」という取捨選択スキルが重要になるほどに、現代は情報のパッケージとカロリーにあふれています。

ですがそれにより、僕たちは感性を刺激するアーディストの存在を知り、愛着を育み、その人のより近くへ行こうと決断して動き出し、その薫陶を受けて変わることができるのです。

このような日常が空気のようになっている現代ですが、一昔前は違っていましたよね。

講演にいかないと、その人の講演はきけない。
ライブにいかないと、その人のライブは見れない。
それが当たり前でした。

しかし、グレイトフル・デッドは、今あらゆるビジネスで当たり前のように使われているソーシャルメディアを活用した最先端のマーケティングの多くを、1960年代にすでに開拓していたのです。

グレイトフル・デッド (英語: Grateful Dead) は、アメリカのロックバンド。1965年にカリフォルニア州パロアルトで結成され、1995年に解散。
音楽性は”ゆるさ”を特徴としたルーツ志向で知られた。

音楽スタイルはカントリー、フォーク、ブルーグラス、ブルース、ロック、即興のジャズ、サイケデリック、スペース・ロックが融合した物で、ライブパフォーマンスでは長いインストルメンタルジャムが特徴であり、彼らの熱狂的なファンは「デッドヘッズ」として知られた。

パティ・スミスグループのギタリスト、レニー・ケイは「彼らの音楽は、他の多くのバンドがその存在を知りさえしない領域に達している」と表した。
これらの様々な影響は抽出され、多様でサイケデリックな完全体としてグレイトフル・デッドを「ジャム・バンド界の開拓者的なゴッドファーザー」とした。

バンドはローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」で57位に選ばれた。1994年にはロックの殿堂入りしている。
また、1977年5月8日にコーネル大学のバートン・ホールで行われたコンサートはアメリカ議会図書館の全米録音資料登録簿に追加された。
ギター、ボーカルのジェリー・ガルシアは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第13位、2011年の改訂版では第46位に選ばれている。
グレイトフル・デッドはヒットチャートとはほとんど無縁の存在ながら、毎年のように大規模ツアーを行い、観客動員数も上位だった。
日本では知名度が高くないが、本国アメリカではアメリカを代表する伝説的バンドとして認識されており、世界中で3,500万枚を超えるアルバムを売り上げている。

引用:wiki

 

Grateful Dead – 7/10/87 – JFK Stadium – Philadelphia, PA. SET 1

グレイトフル・デッドは、ライバルのバンドと一線を画すようなサービスをファンに提供するために、他では絶対にやらないようなことに取り組みました。

例えば、ライブに来たファンに自由に録音させ、手作りのテープをファン同士が交換することを許しました
これは、基本的なサービスを無料で提供する「フリーミアム」の先駆けでした。

しかも、そのライブには、一つとして同じ演奏がない、その場のノリでやる挑戦的な即興演奏

ステージに上がってから観客にケツを向けて新しい楽器のチューニングをし、演奏すれば時にとんでもない方向に曲が飛んで行ってしまい、収集がつかなくなって観客と一緒に苦笑いを交わす…

ファンたちは、そんなチャーミングなグレイトフル・デッドがツアーを通してその土地土地にさまよう魂を発見し、拾い上げ、宇宙へと解き放ってくひたむきな姿と、その瞬間に雲間から差し込むサイケデリックなレーザー光線に心奪われ、狂ってしまいました。

その奇跡の瞬間をテープレコーダーに収め、持ち帰る…
そして、位牌のように祭壇に祀り、人を呼び、酒を酌み交わしながら、いい葬式だったと涙を流し語り合ったのです。

「音楽家なのに音楽を無料であげてしまって、あいつらはクレイジーだ」
従来通り「レコードを売る」という目的のために、演目やコンセプトを綿密に構築しその通りツアーをやろうとするバンド・マネージャーは、グレイトフル・デッドのやり方を嘲笑しました。

しかし、彼らとともに葬列を行くことを決断した熱狂的なファン、”デッド・ヘッズ”は、無数のテープとそこに現れているグレイトフル・デッドの愛を原動力として、より一層強固に団結しました。
そして、そのパワフルなネットワークをさらに広げるべく、テープによる布教活動をくり返していったのです。

かず
かず
結成から半世紀たった現在もそのカルチャーは受け継がれています↓
グレイトフル・デッド恒例 未発表音源の無料ダウンロード企画<30 Days of Dead> 2023年版スタート Camas

”デッド・ヘッズ”にとって、相手も”デッド・ヘッズ”であること以上の喜びは、存在しません。

何を隠そう、著者2人、ブライアンと デイヴィッドも、デッド・ヘッズの一員。

ソフトウェア会社を経営するブライアンと、講演家・文筆家・マーケティング戦略家であるデイヴィッドの出会いも、同席したある企画会議の席上にあったブライアンのMacBookに貼ってあった髑髏のステッカーが、紡ぎだしました。

「君もなのかい!」

そんなわけで、グレイトフル・デッドは最も人気のあるツアーバンドになり、チケットを何億ドルも売り、レコードの大ヒットがないにもかかわらず、この時代で最も象徴的なロックバンドになりました。

そして、それまでは「経営者の経営者による経営者のためのもの」でしかなかった”マーケティング”という概念を、世界への愛を構成要素とする「ソーシャル・マーケティング」へと進化させてしまったのです。

参考:「マーケティング」の誕生はいつ?パラダイム転換と2つの原則から読み解く ウルマル

あのときのあの考えは、細かく砕かれて、あるいはなにかの思想とミックスされて、さらには商品やサービスのあり方に溶け込みながら、すっかり”ふつう”になって「大多数」とやらの社会の空気や水のような存在になっている。

勝った負けたではない。「ふつう」がグレイトフル・デッドのやっていたことに似てきてしまったのである。

引用:本書4頁(糸井重里)

しかし、グレイトフル・デッドとて人間。

新しい事にチャレンジするのに恐怖を感じることもあるでしょうし、他人から批判されて傷ついてしまうこともあるでしょう。

それなのに、なぜ、彼らは「変わり者」のままで居られたのか?

信じて、腹くくったのです。

かず
かず
本書を読むと、「みんなで創り上げていく」鴨さんの歌手活動の面白さが、よりよく理解できるようになりますよ!
※「歌手活動公式サイト」東京カモガシラランド

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する: 絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (島田紳助)

こちらも、鴨さんのYouTube講演動画のどれかの中で紹介されていた本。

島田 紳助(しまだ しんすけ、1956年〈昭和31年〉3月24日- )は、日本の元お笑いタレント・漫才師・司会者・歌手・俳優・作詞家・プロデューサー。
本名:長谷川 公彦(はせがわ きみひこ)。京都府京都市南区出身。

1977年に漫才コンビ「島田紳助・松本竜介」を結成。
1985年の解散後は芸能界を引退する2011年まで数多くの番組で総合司会、プロデューサーとして活躍した。
2011年8月23日に暴力団関係者との交際の発覚を理由に芸能界を引退した。1974年から2011年の芸能界引退時まで吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)に所属した。

引用:wiki

紳助さんは松本竜介と1977年に「紳助・竜介」を結成し、徹底的に過去の漫才を研究し、若い世代にターゲットを絞った「ツッパリ漫才」を考案。

その激しいリズムで1980年からの漫才ブームの上昇気流に乗り、一気に天下に駆け上がりました。

島田紳助・松本竜介の漫才 1980年

「行列のできる法律相談所」などに代表される司会業でもひっぱりだこに。

抱腹絶倒マシンガントークの合間に差し挟まれる人情味あふれるエピソードトークには、紳助さんの正直さと人間愛が醸し出されていました。

行列で見せる島田紳助のトリックトーク術が面白い

紳助さん、素敵やん…

しかし、2011年に突然、紳助さんは記者会見を開き、暴力団関係者との交際を理由に吉本興業から脱退、芸能界から引退を表明。

島田紳助引退会見 字幕付き

彼の情熱と哲学から薫陶を受けた多数の芸人、テレビ関係者、そしてファンに衝撃を与えました。

引退直後に石垣島で隠居生活を送っていると報道されていましたが、今は、何をされているのでしょうか?

そっとしておいてほしい人の人生をを根掘り葉掘り詮索するのは好きではありませんが、おそれながら調べてみました。

3月24日は元タレント・島田紳助氏の68歳の誕生日である。
2011年に反社会組織との交友が明らかになり、涙の引退記者会見を行ったことを覚えている人は多いと思うが、あれから13年。
現在どのように過ごしているのだろうか。

「相変わらず悠々自適のリタイア生活を送っているようです。コロナ禍が明けてから別荘のあるハワイで過ごす時間が多く、最近は自宅のある大阪と二拠点生活を送っているという。引退後しばらく滞在していた沖縄にはあまり姿を見せていないらしく、現地の別荘はすでに処分したとの情報もあります」(週刊誌記者)

ちなみに紳助氏といえば、タレント時代から寿司屋や鉄板焼き屋、会員制バーといった飲食店のオーナーを務めていたことでも有名。
石垣島のカフェは友人に譲渡したことが分かっているが、16年には銀座に焼肉店をオープン
19年と22年にも同ブランドの店舗を都内に出店し、グループだけで7店舗展開している。

引用:島田紳助も気づけば68歳“資産50億円超”悠々自適の今 アサ芸biz

焼肉屋などの飲食店を複数経営し、資産50億円!

そう、紳助さんは、正真正銘のビジネスマンだったのです。

内容紹介(「BOOK」データベースより)

僕はタレントとしての成功が偶然ではないことを証明するために、そして、現在の僕のアイデアが世間に通用するかを実験するためにビジネスをしている。
金儲けが目的ではないから常に冷静沈着で、判断が鈍ったり目が狂うこともない。店が成功するたびに、僕は自分に呟く。「ほらな、俺は間違ってなかったやろ」とー。
25年以上も前から自らの手で幾つものビジネスを起こし、未だに一度も失敗したことがない著者が明らかにする、全業種に応用可能な経営哲学。

でもあなたは、こう思うかもしれません。

「名前を貸しただけやろ?」

しかし、そうではないようですよ。

僕は、そういうタイプのタレントショップをやるつもりはなかった。名前を貸すのがいやなのではなく、自分でビジネスをやってみたかったのだ。

人にモノを売るというのは、なかなか一筋縄ではいかない仕事だ。こればっかりはやってみなければわからない壁や落とし穴が、あっちこっちに潜んでいる。

これはどんな商売でも一緒だと思うのだけれど、結局のところ、人に何かを買ってもらうということは、人の心を動かすということだ。

そして僕は、人の心を動かすのが大好きなのだ。誰かが喜んだり笑ったりする顔をお想い描けば、アイデアはいくらでも湧いてくる。

引用:本書8頁ないし9頁(太線はかず)

人を喜ばせること、笑わせること…

それは仕事というより、彼の”生き方”でした。
「行列の出来る法律相談所」収録現場の、カメラが回っていない隙間時間に出演者を大爆笑させる”繋ぎトーク”に、その姿が現れています。

【宮迫×ヒカル】島田紳助が本当にすごい芸人だと思った伝説のエピソード

彼のビジョンを形成したのは、16歳の時に父親から買ってもらったバイクを目の前にしたときの、”あの気持ち”でした。

中学生のときから、雑誌を切り抜き、これが欲しいあれが欲しいと思い悩み、夢みていたそれ。

父親に幾度も熱を伝え、漫才のように掛け合いゴマをすって、ついに買ってもらった、それ。

今、目の前にある…?

触れることができ、自分の手でエンジンをかけることができる。

傷一つない、そのつるっつるの流線形の車体は、誘うように鼓動を打ってかすかに上下し、オイルの混じった真っ白い吐息を冬の空に吐き出しています。

胸躍るとはまさにこのこと。

「免許が来る前に待ち切れず、こっそり乗って、こけて、潰してしまったけど。」

漫才でも、ビジネスでも、紳助さんが追い求めていたのは、不可能が可能になる”その瞬間”でした。

いくらその業界の”常識”を勉強し、綿密な計画を立てても、商売というのはやってみなければわからないことだらけです。

紳助さんの実感では、継続的に成功しているは一握り、100件のうち1件ほど。
飲食店は3年以内に7割が廃業しているという数字もあります。

参考:「新規開業パネル調査」~アンケート結果の概要~ 日本政策金融公庫 総合研究所

つまり、成功している店というのは、特殊な店、常識はずれの店であり、成功者とは、変人なのです。

しかし、ここでよく考えなければならないのは、”変”とはなんなのか?ということです。

むちゃむちゃ手あたりしだいに動いても、成功できるわけではありませんよね。

紳助さんは言います。
「どんな常識外れであっても、合理的でなければならない」と。

成功者は、業界の常識を十分咀嚼し、それが常識となった理由を見出し、それが当てはまらない例を発見し、それではどうすれば成功できる普遍的な法則足りうるかを自分の頭で考え、それを適用した結果として常識はずれのビジネスを生み出しているのです。

成功者が”変人”に見えるのは、彼らがあまりに合理的で、筋が通っているからです。

その合理性が成果という形で証明できたとき、震えるほど面白い。
「ほらな、俺は間違ってなかったやろ…?」

それは勝った負けたではなく、自分と対話し自分を深めていくことなのです。

では、その「合理性」とは具体的になんなのか?

例えば、紳助さんは「顧客満足度よりも、従業員満足度を優先する」ということを述べています。

商売というのはお客様を喜ばせ、その対価を得ることですから、お客様を第一に考える必要があると考えてしまいがちです。

「お客様は神様」って言葉があるもんね!
かずの彼女(先生)
かずの彼女(先生)
かず
かず
だけど、本当にそうだろうか?具体的事例に即して考えてみよう。
あなたが飲食店の経営者で、お客さんから、「店員に笑顔がない」とクレームを受けたら、どうしますか?

鴨さんのやっているオンラインサロン「鴨Biz」で出た、ビジネス思考力を試す課題です。

あなたなら、どうしますか?

従業員がお客さんによい笑顔を見せられるかは、その人の精神状態にかなり左右されます。

なので、従業員が満足して働ける環境を整えれば、サービスの質は自然に向上し、その結果としてお客さんの満足度が高まるのです。

自分が従業員を笑顔にすることができないのに、従業員がお客様を笑顔にすることなど、できないのです。

かず
かず
そして、自分で自分を笑顔にすることができないのに、従業員を笑顔にすることなど、できないのです。

紳助さんは、従業員の関係と、子どもの関係はよく似ているといいます。

紳助さんが親としてどうしていいのかわからないことがあったとき、子どもにこう言っていたそうです。

「やいやい言うな。俺も親は初めてやから、わからへん。でもな、子どもは一回経験している。
だからお前らの気持ちは一番わかるで。俺はお前たちを愛している。愛しているから期待はしない
自分の思ったとおりに、好きにやったらいい

この紳助さんのの生き方がよく現れているお話が本書にあります(99頁以下)。

僕は、弟子の一人を喫茶店の店長として、石垣島に送り込んだ。

これがまたモノを知らないやつで、お前は石垣島で喫茶店をやれと言ったら、「僕、寒いとこ苦手ですわ」なんて抜かす。石垣島がどこにあるかも知らない。

軽トラックを買ってやって、積めるだけの荷物を積んで、大阪の南港から沖縄に送り出した。
彼は船酔いしながら、3日かけてやっとの思いで石垣島についた。

それから民宿に泊まりながら、一人で喫茶店開業の準備をした。

オープンしてから半年後に、僕が金を持って行ってやったときも、驚かされた。

彼の基本給は月15万、それから歩合として、喫茶店の純利益の半分があいつの収入ということにしてあった。
僕が持って行ったのは彼の正当な取り分なのだが、あいつはこんなにいらないという。

酒を飲んでいる席で、空想の話として、金なんかいらないといっているのではない。
彼の正当な収入として僕が渡した金を目の前にして、自分はこんなお金に見合う働きをしていないから、減らしてくださいと本気で言うのだ。

建物は古くなるわけだし、あんな辺鄙な場所の地価が上がるとも思えない。
だけどあの喫茶店は、僕の石垣島における遊びの拠点でもある。別荘ではないけれど、別荘みたいなものだ。
おそらく何千万円かのマイナスは、僕の気持ちとしては別荘費用。そういうトータルで考えれば、ちっとも損ではない。

そうじゃあ、ただの遊びではないか。そいう言われれば、返す言葉もない。
「あの喫茶店、最終的にはどうするの?」と友達が訊く。
「爆破や」と僕は答える。

ちょっと詭弁も混ざっているけど、それでもやっぱり僕はそれをビジネスだと考えている。
僕は損でも、弟子にとっては違う。
喫茶店が弟子の将来のビジネスにつながれば、ビジネスとしてちゃんと成立していると思うのだ。

きっとそういうことが頭にあるから、弟子としては自分の働きがまだまだ足りないと言って、涙まで流すのだろう。

僕は「そんな遠慮をする暇があったら、次の事業を考えろ」と言った。

こんな喫茶店はそんなに長続きするものではない。

僕の資金でやっている限り、どんなに頑張ってもそれは自分のものにならない。
だから次は、自分の資金で自分のビジネスにチャレンジしなければならない。

勧善懲悪じゃないけれど、悪人は懲らしめなあかんのと同じように、いい子は幸せにならなくちゃあかんと僕は思っている。

引用:【芸能人・島田紳助の喫茶店/喫茶 トムル】 石垣島ガイドブログ

かず
かず
このお店は現在は紳助さんの友人に譲渡され、店名を変えて存続しているそうです。
参考:廃墟になっていた『石垣島の島田紳助カフェ』がこっそり復活していた? Sirabee

一つのビジネスが、一緒に働いている全ての仲間のジャンピング・ボードであることができたなら、それは成功します。

そして、成功とは、お金だけではないのです。

紳助さんは、今日もきっと、この地球のどこか暖かいところで、従業員を、かつての後輩を、自分の子どものような優しい目で見つめていると思うのです。

【神回】島田紳助師匠が電話出演してくれました【ガチ】

たまに、ちょっとだけ、ずっこけながら。

かず
かず
こんな投資家マインドがパンパンに詰まった鴨さんに率いられたオンラインサロン「鴨Biz」…

今もっているものぶん投げて、余剰創って、入るで!

 

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