ごきげんよう、かずだ。
- 『7つの習慣』‥名前は聞いているけど、読む暇まないよ!という方。
- または、読んだけど何だっけ?という方。
やばいよ。この本は、
既存の成功哲学の根本をないしている重要文献だ。
この本は、著者コーヴィー博士が米国のそれまでの成功哲学の蓄積をまとめ、体系化したのものである。
今ある多くの成功哲学の原点になっている(『成功の9ステップ』のJ・スキナーその他)。
この本を読むことで、良好な人間関係を作り、成功を収めるための自他とのコミュニケーションの方法について、そのプロセス・体系が理解できる。
でも、本って慣れてない人には長いよな。読んでる途中で挫折する。
だから、このブログで要約する。
さらに、その要約にも工夫をする。最初にまず「ざっくり一言で」1行で語れる本質を抜きだす。その後に、少し詳しめに説明していく。
では、まずざっくり一言にいこう。
目次
インサイドアウト
7つの習慣は、自分の内面にあるものを変えることで、外にあるものをよくしていこうという問題解決のアプローチである。
まず、自分を理解する。自分を変える。
そのエネルギーの変化が、外部に伝わり、結果が変わる、という内→外の考え方が本書では一貫して貫かれている。「インサイドアウト」が本書のキモだ。
では、具体的に、7つの習慣はそれぞれどのようなものだろうか。
時間があり、もう少し詳しく知りたい方は、以下の少し詳しい説明を読んでおこう。
依存→自立→相互依存
7つの習慣は、インサイドアウトの理念に基づき、人格を依存から自立へ、そして相互依存へと成長させて、効果性(成果とそれを生み出す能力とのバランス)を高めるプロセスである。
引用元:7つの習慣®とは JAIC
私的成功(依存から自立へ)
第1の習慣「主体的である」
成功は、外部の環境に反応するのでなく、主体性を持つことで得られる。
主体性とは、自分には、今の自分自身の在り方を決める自由と責任があることを自覚していることをいう。
具体的には、自分の関心事の中で、自分に影響力を及ぼすことができることを他と明確にわけ、そこに意識を集中することである(下図「影響の輪」)。
出典:フランクリン・プランナー「第一の習慣:主体性を発揮する(主体的である)影響の輪と関心の輪」
第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」
「今の、自分自身の在り方」は、自分のゴール(死んだときの瞬間の様子)を見い出し、イメージし、自己宣誓することで得られる。これがあらゆる自分の行動指針となる、「個人憲法」になる。
そんで、たくさんの人に囲まれて悲しまれ、惜しまれつつ逝きたい
第3の習慣「最優先事項を優先する」
自分のゴールを目指すには、第2領域(重要だが緊急でない)の時間を主体的に確保する必要がある。
そのためには、第3領域(重要でないが緊急)・第4領域(重要でなく緊急でない)の活動を断るか、他者を信用して委任する必要がある。
引用元:日本人のほとんどが間違っている「7つの習慣」第3・4領域の解釈【人生を変える力が潜む領域】
公的成功(自立から相互依存へ)
第4の習慣「win-win」を考える
持続的・長期的な成功を生み出すのは、win-winの人間関係である。
これは、自己の主体性を発揮する勇気・相手の主体性に対する思いやりを持つことで得られる。
win-winの人間関係をマネジメントするには、
- 協定を結ぶ
- 報酬システムを改善する
などの方法がある。
第5の習慣「まず理解に徹し、それから理解される」
win-winを実現するには、まず、相手の「win』を理解する必要がある。
つまり、耳と、目と、心を使って全身全霊で相手の話を聴き、相手の立場に立つ。
そして、相手の言葉と感情を自分の言葉に置き換えて伝え返すことで,相手を理解したことを表現する。
そうすれば、相手は、「この人は共にwin-winを目指す味方だ」信頼し、自分のwinも飲んでくれやすくなる。
「【雑談上手の特徴がまるわかり】『雑談が上手い人下手な人』 を一言で切ってみた」という記事で紹介した森優子さんも、聞く力を「受け止め力」として、雑談上手の共通点としていた。
第6の習慣「シナジーを作り出す」
主体性をもった人同士が互いの盲点を補い合いって、問題解決のための新たな視点を創造する。
それができるwin-winの人間関係を作ることが、7つの習慣の究極の目的である。
再新再生(日々のメンテナンス)
第7の習慣「刃を研ぐ」
自分のゴールを目指すには、進み続けるだけでは効果性が落ちる。
したがって、定期的にメンテナンスをする必要がある。具体的には、
- 肉体の健康の維持
- ゴールの方向性の確認
- 知識の確認と整理
- 身近な人間関係における信頼の構築
などである。
自分の中からはじめよう!
時系列で成功にたどり着くまでのステップが整理されていることがわかるだろう。
単なる成功法則の寄せ集めでなく、それ相互に論理的な繋がりがあり、時系列的に体系化されている。点ですばらしい。
問題が起きたときや何か行き詰まったとき、外に原因を求めるがちだよな。
だけど、その前にまず自分の内側に原因を求める視点が必要だな。
「自分のやりたいことが明確になっているのか」、「今やっていることは本当に自分がやりたいことなのか」
これからも、俺が読んだたくさんの本の中から、「これは名著だ」と判断したものをピックアップして、要点を一言でぶった切り、お伝えしていく。お楽しみに!
少しでもみなさんの参考になれば嬉しい。
最後まで読んでいただき、ありがとな!
もちょっと詳しく知りたい人は、中田敦彦のYouTube大学の動画!
あっちゃんの7つの習慣の紹介動画では、芸能人としての経験など踏まえて、楽しくわかりやすく、しかも詳しめに、7つの習慣を解説している。おススメ!あっちゃんのチャンネル好きだ。全部載せておこう。
書籍紹介
ここまでで、『7つの習慣』に興味を持ち、 もっと深く学ばれたいと思われた方は、実際に読まれてみてはどうだろうか。
コービー氏は、自身の身近な事例を引き合いに出し、独特のユーモラスな口調で7つの各習慣についてレクチャーしてくれる。
各習慣の真の理解は、彼自身の言葉とその使われ方を知ってこそ完全なものとなる。
では、また!
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