マクロビ不健康にならないために『正しい玄米食・危ない玄米食』(鶴見隆史)を一言で切った

よお!ウエノだ!

健康で毎日元気いっぱい働いて、スタイルも維持したいよな。

そんなとき、玄米の健康効果が目に入るだろう。

しかし、

玄米食やってみたが、便秘になったり、反対に下痢っぽくなったりして、やめてしまった

というあなた。
玄米は悪くない、あなたの食べ方がまちがっていたのだよ。

今日は、玄米の正しい知識と、正しい食べ方を学ぼう。

著者の鶴見隆史は、鶴見クリニック理事長で、「人の寿命は酵素で決まる」とし、酵素のムダを抑えることで健康な生活が送れるという「酵素栄養学」に基づく医療を行っている医師である。

以下ではまず、本書における著者の主張を、ざっくり一言で示そう。

玄米は種である

種は栄養が豊富にあるが、自分を守るために毒を持っている

玄米も種である。

種は、生命を次世代に伝えるためのものである。

だから、生命を形作るのに必要な栄養が備わっているし、同時にそれを守るためにのシステムが備わっているのだ。

だから、この栄養のうち一部だけ食べていると栄養不足で病気になるし、また食べ方を間違えても、防衛システムに引っかり、これも病気になるのだ。

病気の原因は、食にある

第二次世界大戦後、アメリカではがん患者が急増しており、その原因が徹底調査されたことがある。

その成果が「マクガバン報告」であり、以下のような内容であった。

  1. 病気の原因は間違った食事である
  2. 薬では病気は治らない
  3. とくに、肉中心(高脂質・高たんぱく)の食事や、砂糖を過剰摂取する食生活が間違いである
  4. アメリカ人には、野菜の摂取(ビタミン・ミネラル、食物繊維)が不足している
  5. この地球上で最も理想的な食事は、元禄時代以前の日本人の食事(精白しない殻類を主食とした季節の野菜や海草や小さな魚介類)である
ウエノ
ウエノ
この報告は、大量消費をさせたい経済界や、医療関係者からの圧力を招き、真実を語ったマクガバン上院議員は政治生命を絶たれてしまった…

白米がもたらした病気

日本でも、食現病が流行ったことがある。
江戸煩い」である

江戸時代、江戸では白米食が普及し、ビタミン不足から脚気という病気が流行った。

引用元:脚気 ウィキペディア

江戸煩いを救ったぬか漬け

それまでの庶民は、米(玄米だったかは、実は定かではない)にヒエやアワ・ムギなどの雑穀、さらに大豆・大根・イモなどを加え、雑炊状にして食べていたと考えられている。

これを、糧飯(かてめし)という。

これにより、白米だけでは足りない食物繊維やビタミンが補充できていた。

ところが、上記のように江戸では白米食が主流となり、脚気が流行った。

それを救済するために生まれた知恵が、「ぬか漬け」である。

江戸の知恵!ぬか漬けの思わぬ効能?! 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

玄米のメリット~完全栄養保存食~

引用元:「正しい玄米食、危ない玄米食」39頁 鶴見隆史

上記のように、玄米の「糠」には、実に様々な栄養素が含まれているのである。
その他、玄米にはメリットがあり、まとめると以下のようになる。

  1. 栄養が豊富(タンパク質、ビタミン・ミネラル、食物繊維)
  2. よく噛むことで、脳が活性化し、また満腹感が得られ自然に食べ過ぎを防げる
  3. 経済的(少ない量で充分な栄養を取れ、満足できる)

玄米のデメリット~毒あり~

ただし、素人が玄米に手を出すと、痛い目をみる。

それは、玄米には以下のような毒が含まれているからである。

  1. アブシシン酸(ABA)
  2. フィチン酸
  3. アクリルアミド

➀アブシシン酸

消化不良を起こす。

玄米は種子であり、自分の命を長期間にわたって守るバリアがある。
それが、アブシシン酸である。

このバリアが体内に入っていると、体は、効かないのに消化酵素を出しまくり、膵臓という臓器が疲弊してしまう。

ウエノ
ウエノ
著者によれば、人が使える酵素は一定に決まっており、それが尽きた時が死ぬときである。酵素とは、生命そのものなのだ。

これは、17時間以上玄米を給水させて発芽させることで、取り除くことができる。

俺も玄米食べてたんだが、どうもうんこの調子が悪かった(便秘になったり、水っぽくなったりした)。

それは、玄米が持つ、この聖なるバリアミラーフォースごと食らっていたからなのである。

補足説明:宮沢健司・スティーブ・ジョブズが短命のわけ

宮沢賢治は、「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ」でわかるように、かなりの玄米食をしていたが、37歳の若さでこの世を去った。

その原因は、浸水不十分の玄米の食べ過ぎであったと考えられる。

また、アップル社創設者スティーブ・ジョブズは、ベジタリアンであったが、56歳の若さで膵臓がんで死去した。

彼は生前、四六時中ローストしていない生のアーモンドを食べていたという。

アーモンドも玄米と同じ、種子である。

②フィチン酸

ミネラルを輩出する元である。

悪いものを排出する働きがあり、単独でいれば悪い奴ではないのだが、玄米のままだとミネラルと結合してしまっていて、それを排出してしまう。

これは、アブシシン酸と同じように17時間以上浸水させることで、分離させていい奴に変えることができる。

③アクリルアミド

発がん性がある物質である。

高圧・高温になる圧力なべで玄米を炊くことでで、糖化が生じ、出てきてしまう。

ウエノ
ウエノ
具体的には、120度以上になる者がヤバイ。圧力鍋や、「IH圧力炊」のジャーも注意。

糖化とは、タンパク質と糖がくっついてできる「変成したタンパク質」のことである。
毒性が強く、1度体内に入ってしまったら、ほとんど排泄できない。体内にたまり老化の元凶になる。

なんでも、ゆっくりじっくりがいいのだ。

ウエノ
ウエノ
著者は、土鍋を使っているそうだ。

なお、圧力鍋以外にも、焼く・炒める・揚げる(天ぷらやフライ)といった高温料理でも糖化が生じる。

ウエノ
ウエノ
著者は、蒸す、ゆでる、煮るといった水を使った加熱をお勧めしている。

また、うどん・パスタ・ラーメン・パン類などの精製された小麦の食品、白砂糖などの高GI食品は、体内で糖化が起こす。

ウエノ
ウエノ
米(白米でも)や蕎麦は、糖化が起こりにくい。

参照:農林水産省:食品に含まれているアクリルアミド

発芽玄米最強説~デメリットなし、メリット増強~

玄米は栄養満点だが、毒が怖い。
そのジレンマを解決する策が、発芽である。

玄米は、水に浸しておくと、発芽する。

発芽玄米は、

  1. すでに一段階消化済みになる
    →発芽すると、タンパク質はアミノ酸に、でんぷんはブドウ糖に、脂肪は脂肪酸になって胚芽部に入る。

  2. 栄養素が増強されている
    →ビタミン・ミネラルが急増。特に、GABA(痴ほうや精神不安定などの脳の病気予防になる)が玄米の1.7倍、白米の10倍になる
  3. 無毒化されている
    →著者の示した炊き方をすることにより、3つの玄米の毒が除去されている。

という最強栄養食1なのである。

玄米の具体的な炊き方・食べ方

炊き方

上述した3つの玄米の毒は、どれも時間を短縮したり、手間を惜しんだりすることによって生じるものであった。

だから、玄米の毒を避けるには、ちょっとだけ手間ひまをかけてあげればよい。

玄米の炊き方(2合を土鍋で炊く場合)

  • 玄米を水に浸して17時間おく
  • 浸水が終わったら水を捨て、新しい水で1~2回すすぐ2
  • 炊く前に、浸水した米をザルに上げて、しっかり水を切る
  • 水を入れる。水分量の目安は、玄米の量の1.4倍(500cc)
  • 蓋をして、中火にかける
  • 沸騰したら、弱火にして25分くらい(目安)
  • 火を止めて、蓋をしたまま、10分ほど蒸らす
  • しゃもじでかき混ぜる

この他、本書では、最近人気の磁性鍋での炊き方や、玄米に足りない栄養素を補う著者の「超健康・玄米完全レシピ」が紹介されているので、気になる方は著者の本を直接見てほしい。

食べ方

せっかく時間をかけて、苦労をして炊いても、最後の食べ方を間違えてはその効果は期待できない。

鶴見先生は、10個の大切なポイントを挙げてくれているが、その中でも特に大切と思われる3つのポイントをお伝えしよう。

  1. よくよく噛んで食べること3
  2. 食べ過ぎないこと4
  3. 楽しく感謝して食す5

俺はどうするか

とりあえず、糧飯と糠漬けでしのぐ!

著者は、発芽玄米を土鍋で炊いている。
また、普通の炊飯器でもいいと言っている。
マネしたい。

しかし、ウチには、HIコンロが一台あるだけであり、通常の土鍋は使えない(IH対応の土鍋にろくなものがない)。

また、炊飯器も、安かろう悪かろうは嫌なので、それなりの物が欲しいが、高い。

なので、当分は、今使っているHARIOの炊飯鍋で、炊こう。

そして、庶民の知恵、糧飯と糠漬けでとりあえずしのごう!

  • 糧飯は、7か8分つきの米を使う。6これに、麦などの雑穀を加える。
  • 糠漬けで漬けるものは、大根がいいみたいだから、大根メインでつけよう!バナナの糠漬けも旨くて、朝飯にちょうどいい。

参考:野菜の王様・大根

そんで、いい炊飯器やIHで使えるいい土鍋が買えるようになったら、本格的な発芽玄米にチャレンジする!

買ったぜ!「長谷園 土鍋さん」とIHで土鍋ごはんを実現する「かまどさん」

ついに土鍋玄米生活開始!

詳細は↓記事で!

【愚直ウエノの正直評価】買った良かった動産(モノ)~2021年版~

あとがき

いかがだっただろうか。

いくら健康に気を使って玄米を食べていても、ただしい知識がないと、逆に毒になってしまうのは、恐ろしいよな。

今回の記事で、みなさんが玄米が持つ本当のパワーをつかみ取り、人生を軽やかにパワフルに生きられるようになってくれるきっかけを作れれば嬉しい。

では、また!

参考文献~鶴見隆『正しい玄米食、危ない玄米食』

 
本書では、玄米についてだけでなく、「酵素栄養学」に基づく食事習慣・生活習慣や健康法にも言及してくれている。
 
本記事で述べきれなかった部分が多くあるので、深く学びたい方は、ぜひ実際に手に取ってもらいたい。

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