オス!かずだ!
- 「資格試験目指しているが、受かるのか不安…」「勉強しても無駄じゃないか?」
- 心身の不調があり、いくら薬や食べ物で治そうとしても、上手くいかない…
- なんだかついてないなぁ~、人生がパッとしない…
ていう方。
心の使い方を変えるだけで、人生はすぐに輝きだすのに!
毎日楽しく学び、健康を取り戻し、悠々自適に生活している俺。
っていっても、俺も昔はあなたのように、マイナス思考に囚われ、自信を喪失し毎日憂鬱だったし、自律神経失調症にも苦しんでいた。
今日は、そんな俺をスーパーポジティブ人間に変えた、中村天風とその書籍『運命を拓く』についてあなたにシェアし、少しでも世界を明るくして、恩返ししたいと思う。
ところで、中村天風とは…
明治9(1876)年生まれ。
日露戦争の時に軍事スパイに従事しましたが、終戦後結核を発病し、心身ともに弱くなったことから人生を深く考えるようになり、人生の真理を求めて欧米を遍歴します。
一流の哲学者、宗教家を訪ねますが望む答えを得られず、失意のなか帰国を決意します。
その帰路、ヨガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、「自分は大宇宙の力と結びついている強い存在だ」という真理を悟ることで、病を克服し運命を切り拓きます。
帰国後は実業界で活躍しますが、大正8年、病や煩悶や貧乏などに悩まされている人々を救おうと、自らの体験から“人間の命”の本来の在り方を研究、「心身統一法」を創見し講演活動を始めます。
この教えに感銘を受けた政財界など各界の有力者の支持を受け「天風会」を設立。その後50年にわたり教えを説き続けました。
東郷平八郎、原敬、北村西望、松下幸之助、宇野千代、双葉山、稲盛和夫、広岡達朗など、その影響を受けた人々は多様で、自らの人生、事業経営に天風哲学を活かしています。
昭和43(1968)年、92歳で生涯を閉じました。
引用元:中村天風財団(太線はかずが付した)
様々な分野で大活躍を遂げた、錚々(そうそう)たる方々があがっているな。
その他にも、あのホームラン王、大貞治や、長嶋茂雄も、中村天風の心の使い方を野球に取り入れていた。
さらに現在でも、あのメジャーリーグで大活躍中の二刀流、大谷翔平が渡米前に本記事で紹介する『運命を拓く』を熟読していたことがニュースでも取り上げられている。
参考:「あの大谷翔平も心酔する、中村天風とは何者か」講談社 週刊現代
このように、多くの偉人が学んだ、圧倒的パワーを発揮する秘密について、知りたいとは思わないか?
本記事は、天風哲学のバイブルといえる『運命を拓く』を、俺の持ち味の論理的思考力で、
- さらにエッセンスを抽出
- それを根本から論理的に整理
- 現実ですぐに使えるように
まとめたものである。
ぜひ、最後まで読んで、明るい人生のスタートを切っていただきたい!
目次
ざっくり一言
積極的な心であれば、宇宙の圧倒的パワーで守られる。
心が運命を決めるということである。
が、なぜそういえるか。
それは、以下のような論理を経ると、腑に落ちる。
- 人間を含め万物(=宇宙霊)は「気」というものでできていること
- 宇宙霊の本性は「創造」することにあること
- 人間は他の動物にはない「心」という気の結晶もらった、万物の霊長であること
- 心は「正しく」使えば大きな幸せをもたらすが、誤って使うと大きな不幸を招くこと
- 心を正しく使うとは、心を常に「積極的」にしておくこと
- 心を積極的にするには、結局「日々の小さな努力」の積み重ねであること
以下、それぞれについて、わかるように説明していこう。
人間を含め万物(=宇宙霊)は「気」でできている
気というのは、みなさんが想像するように、小さな小さな粒である。
原子、アトム、素粒子のようなものであると理解してもらって差し支えない。
これらがあらゆるモノを形作っていることは、あなたも義務教育でならっただろう。
我々が気でできているということは、気の性質(=本性)に合致するような生き方をしてこそ、本来の力を発揮できるということである。
だから、気の本性って何なのかが、次に問題となる。
気とは上述のように、宇宙のすべてを形作っている、目に見えないものだから、ピッタリだな!
宇宙霊の本性は「創造」することにある
気というのは、ずっと一か所に留まっていることがない。
生まれては、消え、生まれては、消えを繰り返し、様々なモノに形を変えていく。
あなたが今触っているスマホ(PC)も、今日の昼ごはんも、大きなものでは、地球や銀河も。
人間も同じだ。
生まれたら必ず死に、それが微生物の栄養となって、次の生命の礎になっていく。
このように、気というのは、巡り巡って、新たはものを形作る(=創造する)ということに、その本性があるのである。
人間は他の動物にはない「心」という気の結晶もらった、万物の霊長である
このような変幻自在にあらゆるものを形作っている気であるが、これを人間は、他の動物よりも多くもらっていることを知っていたかな?
人間より像とかクジラとかの方がデカいやん
だが、「心」を含め考えると、どうだろう。
たしかに、心というのは目に見えないし、物質的な質量もないと思える。
しかし、
- 心の働き、すなわち思考とは、脳内の電気パルスでの情報処理であり、物質面に還元できる。
- また、人間は様々なものを「想像」し、それに基づいて自分の体を大きく超える建造物を築造したり、地球規模の変動をもたらしたり、最近では宇宙に飛び出したりもすることができる。
地球上にいるどんな大きな生き物の生き死にも、人間の心一つにかかっている。
心は莫大なパワーを秘めているのであり、それは宇宙霊から授かったものなのである。
人間が森羅万象の「霊長」であると言われるゆえんが、ここにある。
では、なぜ人間は心という大きなパワーをもったのか。
…
…
万物を構成する宇宙霊の本性が創造にある以上、そこから離れてパワーを用いることが想定されているとは思えない。
だから、宇宙霊の「創造する」という仕事を助けるため、人間は心を持ったと考えるのが自然である。
だから、創造に合致した心の使い方が、「正しい」心の使い方であるといえるのである。
心は「正しく」使えば大きな幸せをもたらすが、誤って使うと大きな不幸を招く
心とは、人間の体をコントロールする監督のような役割を果たしており、心の状態が体の状態に響いてくる。
心を正しく(=創造的に)使えば、宇宙霊はパワーを与えてくれ、
- 病気になっても自然回復力で治癒することができるし、
- 常に爽快に、喜びにあふれる毎日を過ごすことができる
のである。
反対に、誤って(=非創造的に)心を使うと、体の調子も悪くなり、毎日が不安でいっぱいになり、上記のような幸せからは遠ざかってしまう。
消極的な感情が自律神経系のバランスを崩し、体調を悪化させることは、YouTube健康セミナー講師のダイキさんの以下の動画でも述べられている。
彼は、かなりの天風マニアだから、天風哲学に興味を持った方は、彼の動画を漁ってみるといい。
心を正しく使うとは、心を常に「積極的」にしておくこと
では、心を創造的に使うとは、どういう状態をいうのだろうか?
もうちょっと具体的に考えてみよう。
…
…
創造的とは、「積極的」ということである。
病気になった場合を考えよう。
病気とは、「自分のこれまでの生活を改めよ」という宇宙霊からのメッセージであり、新たな視点を創造するきっかけになる。
病気とは、決してネガティブなものではなく、
- 宇宙霊が、自分に生きるチャンスをあたえてくれているという証であり、
- より良い自分になるためのチャンス
なのである。
これが、創造的=積極的ということだ。
宇宙霊は慈悲深いのだ。
もっとも、注意が必要なのは、積極的というのは事実を捻じ曲げたり、見えないように蓋をすることではない。
それは、無理をすることだし、宇宙霊からのエネルギーを活用できない。
積極的な心とは、変えられない事実をあるがまましっかりと受け止めたうえ、それを前向きに活用していこう、というものである。
事実は中立、評価をポジティブに、だ。
【苦難も、満足も、両方楽しい】
今あるモノを味わう事も楽しいが、それだけだと人間は止まる
理想を実現する「行動力」を得るために、苦難も人間には必要だ。
苦難は、神さまが「お前はこんな所で止まる人間ではない」と認めてくれた証。
これから新しい世界が見れる証。
オラ、ワクワクすっぞ! pic.twitter.com/BZCFd6CZrI
— ウエノ@法務博士ナンパ師 (@uenotubuyaki) November 12, 2021
積極的な心について、もう少し深く考えてみよう。
天風先生は、積極的な心とは、「真・善・美」であるといっている。
- 真とは、万物に対して真剣に向き合うことである。
→あらゆる生き物、物事が、霊長たる人間に調和してもらうことを望んでおり、それらの声に、人間は真摯に耳を傾ける必要がある。 - 善とは、万物に平等に愛を注ぐことである。
→花だけを見るのではなく、その花を支える茎、葉、根、土、空気、花を映えさせている雑草…
すべてに平等に価値があり、それぞれの幸せを等しく考える必要がある。 - 美とは、万物を調和させることである。
→すべてのモノには個性があり、その能力が最大限に発揮される場所に配置し、全体の調和を図る必要がある。
心を積極的にするのは「日々の小さな努力」の積み重ねである
私そんな聖人じゃないよ…
だからこそ、積極的な心に振り替える工夫や努力がいるんだよ。
この点、天風先生は、クンバハカという特殊な姿勢(呼吸法)、安生打座(瞑想法)、毎晩の鏡を使った自己暗示、真冬での冷水浴…など実践されたが、いきなりこれらをやるのは初心者にはツライだろう。
だから、本書の中から、簡単にすぐできて、かつ効果の高いものを3つピックアップしたので、紹介しよう。
- 積極的な言葉しか使わないこと
- 一つ一つの行動を丁寧に行うこと
- 理想・信念を明確に持つこと
である。
積極的な言葉しか使わない
言葉というのは、事物を抽象化して意識化するツールであって、心を用いる人間だからこそ使える強力なアイテムである。
だから、その使い方次第では、すぐに自分の潜在意識を積極的に振り替えたり、反対に消極的にしてしまうパワーがある。
潜在意識が消極的か否かが、とっさのときにどのような行為を採るかを決めるのであり、それが人を形づくるのである。
また、それだけでなく、言葉は周りの人にも影響を与える。
天風先生がヒマラヤで修行しているとき、師匠のカリアッパ先生が、「調子はどうだ?」と尋ねた。
天風先生は、「悪いです」と暗い顔で答えたところ、カリアッパ先生は、「周りの人を不幸にしてどうする」と戒めたそうだ。
- 暑かったら、「暑いね!(事実)今日も太陽さんがバリ元気でよかったなぁ(評価)」
- 寒かったら、「寒いね!(事実)お陰で生存本能が刺激されて健康になるぞ!(評価)」
すべての言葉(評価)を積極的にして、
- 自分
- 他者
両方にプラスの影響を与えるようにしよう。
一つ一つの行動を丁寧に行う
自分とその周りにあるものは、すべて気であり、自分と一体である。
したがって、大小すべてのものに対し、「真・善・美」を実現しようという心で、丁寧に扱わないと、必ずしっぺ返しがくる。
心が気と離れてスキがあると、そこに不安や憎しみなどの観念が入ってきて、やがて心全体が消極的になってしまい、それは消極的な結果を招いてしまうのだ。
反対に、食べるにしても、掃除をするにしても、歩くにしても、どんな小さなことでも大切に味わっていると、心は気から離れない。
そうすると、自分に与えられた多くの恵みに気づくことができ、感謝の心が生まれ、恩返ししようとする膨大なエネルギーが生み出される。
例えば、食事のときに食べ物にしっかり気づいていると、美味しさや食べ物をもたらしてくた世界を感じることができ、感謝の心が自然と生まれる。
それは、「与えられた命を無駄にしないよう、世界を幸せにするために、仕事頑張るぞ!」というモチベーションに繋がるのだ!
そこに、不安や憎しみなどのネガティブなエネルギーが入る余地はない。
現代の病気の大きな原因が「食べ過ぎ」にある。
食べ物にしっかり気を向けていれば、必要最小限で満足することができるから、食べ過ぎを防げる。
気を向けて食べる習慣は、将来の病気を防ぐという大きな大きなメリットも潜んでいることも、意識しておくべきである。
【コスパよく気持ちくなる】
人間の本性は「向上」であり、
その為の全ての行動は気持ちい。食事・睡眠・SEXだけでなく、仕事も。
これら全てをバランスよく行っていく。
一つに執着するのではなく、「後少し欲しい」くらいで、次に移行しよう。
「腹八分に病なし」は我慢でなく、気持ちいの追求 pic.twitter.com/kU4FopsFmF
— ウエノ@法務博士ナンパ師 (@uenotubuyaki) November 19, 2021
理想・信念を持つ
以上のように、一つ一つの行動に注意し、気を大切にして生きるには、そのように生きようとする情熱がなければならない。
情熱(≒モチベーション)こそ行動のエネルギーだからである。
そして、情熱は、「こうなりたい」という自分の理想が明確であり、その実現を強く信じていることで生まれる。
やはり、行き着く先は目的の明確化。
いままでこのブログで紹介してきた偉人すべてが言っている。
例えば、
上記から、自分にあったものを選び、何よりも優先的に時間をとって取り組むべきである。
自分の才能を燃やして輝き、ちょっとでもいい世界に代えて、花火のように、盛大に逝って宇宙に帰る。
それが、積極的人間の在り方であり、常時幸福の境地である。
俺たちは今、ご先祖様が繋いでくれた命を生きている
そして、世界は着実に良くなっている
だとしたら、俺たちがすべきことも同じ
【世界を少しでも良くして次に渡す】
そういう広い視点を持つと、日常的に生じる問題は些細なものだと気づき、
波乗りのように楽しんで、笑いながら乗り越えていける
— ウエノ@法務博士ナンパ師 (@uenotubuyaki) January 9, 2022
あとがき
いかがだっただろうか。
- 人間を含め万物(=宇宙霊)は「気」というものでできていること
- 宇宙霊の本性は「創造」することにあること
- 人間は他の動物にはない「心」という気の結晶もらった、万物の霊長であること
- 心は「正しく」使えば大きな幸せをもたらすが、誤って使うと大きな不幸を招くこと
- 心を正しく使うとは、心を常に「積極的」にしておくこと
- 心を積極的にするには、結局「日々の小さな努力」の積み重ねであること
をわかってもらえたかな?
積極的な心を持ち続ける限り、どんな運命も、自分の向上のための材料にしかならない。
失敗なんてこの世にはない。
他人は関係ない。
「真・善・美」を胸に、堂々と、自分の目的へ自分のペースで歩んでいけばいいのだ。
・精神年齢は高く
・肉体年齢は若く
・社会的年齢はシカト自分の幸福は人が決めるものでない。
自分次第!
中村天風先生も同じこと言ってたなあ!
繋がるな〜 https://t.co/dh72bla9dp
— ウエノ@法務博士ナンパ師 (@uenotubuyaki) November 16, 2021
そうすれば、あなたは、宇宙霊という誰にも逆らえない圧倒的パワーに守られることになる。
絶対に守られるから、大丈夫だ。
資格試験の合格を志しているあなたの心が積極的で宇宙霊に合致しているのか、チェックするための指標が、「試験が楽しみか」である。
最後に、あなたに天風先生からのメッセージを送ろう↓
引用元:『運命を拓く~天風瞑想録~』197頁
中村天風の参考文献
運命を拓く~天風瞑想録~
天風哲学のエッセンスが、ギュっと濃縮されている本書。
天風先生の学びの基礎にして、奥義。
積極的な心をしっかりとデフォルトにしておくため、座右においておき、折に触れて読み返すようにしておくべきである。
天風先生の書籍は多くでているが、その核になるものではないか。
中村天風の生きる手本―世界でいちばん価値ある「贈り物」 (知的生きかた文庫)
くだけた口語体で、非常に読みやすい。
先生の講演に出席して、実際に語り掛けてくれているかのような感じになる。
先生の教の全体像を手軽につかめるので、初心者におすすめだ!
なお、↓の動画では、本記事にも登場した天風先生の師匠、ヨガ聖人カリアッパ先生の言葉やエピソードがいっぱい聞けて、楽しいよ。
心を磨く~中村天風講演録~
論理的。そして、「心」とは何かというところにフォーカスし、突き詰めている。
心は、
- 物質心
- 植物心
- 動物心
- 理性心
- 霊性心
に分けられること、それぞれの働きと統御方法について、講演形式で深い話が聴ける。
天風哲学について理解を深めたい方にお勧め。
その他参考書籍
ロウソクの化学 ファラデー著
俺たちは、宇宙霊から一時的に気を預けてていただいているだけで、いつかお返ししなければならない。
一瞬の人生で、生命を燃やして輝く、火に他ならないのである。
本書を読めば、そんな火が生じるメカニズムについて知ることができ、翻って、「命を輝かせるとはどういうことか」「どうすればいいか」を知ることができる。
内容は、子供への愛に溢れる優しき科学者、ファラデーのクリスマス講演を文字起こししたものであり、燃焼とは科学的にどのようなものかを、手品みたいな実験を通して楽しく理解することができる。
そしてそれは、人間が周りの仲間たちとのネットワーク・コミュニケーションの中に在る相対的な存在なんだという、哲学的・宗教的な気づきが得られるように結び付けられている。
コメントを残す