オス!かずだ!
- 毎日毎日、目の前のタスクをこなすだけの人生、つまらない…
- 色々な健康法を試しているが、イマイチ効果がない…
という方、人生に笑いが不足しているよ!
笑いがあれば、
- 毎日の問題を楽しく乗り越えていって人生がパッと明るくなるし、
- 体にも抜群の良い影響がでて、あなたが学んでいる健康法の潜在能力を最大限高めてくれる。
そのような笑いの効用と、そもそも笑いってなんぞやってところを理解してもらうために、今日は↓の本を紹介する。
著者、ノーマン・カズンズ氏とは、「笑い」で膠原病(こうげんびょう)1を克服した人物であり、その経歴は以下のようなものである。
ノーマン・カズンズ氏はアメリカ・ニュージャージー州生まれのジャーナリストです。
1934年に「ニューヨーク・イブニング・ポスト」(現在の「ニューヨーク・ポスト」)に就職。
1942年から1972年まで「サタデー・レビュー」の編集長を務めます。
彼が編集長を務めている間に「サタデー・レビュー」の発行部数は2万部から65万部まで増加します。
核廃絶や平和運動を推進する活動家でもあり、数多くの賞を受賞しています。
アメリカとソビエト連邦の非公式外交でも活躍した人物です。笑いと健康に関する礎となった一冊である「笑いと治癒力」は、1964年にソビエト連邦を訪問した直後に発症した膠原病の闘病体験記がベースになっています。
引用元:笑いと健康・高齢者レクリエーションの情報サイト laugh and health.com
膠原病にかかり、免疫が暴走すると、皮膚や関節、筋肉などが炎症を起こしてしまう。
体中が腫れるだけでなく、痛みも伴う。
参考記事:膠原病の平均寿命について!原因や症状は?
これによりカズンズ氏は、専門医から回復の可能性は500分の1と宣告されるほどの重体に陥り、指一本動かすにも激しい痛みが伴う状態に陥ってしまった。
しかし、人間の生命力・精神力の強さを信じるカズンズ氏は、現代医学の常識からすれば破天荒の治療を試み、見事死の淵から生還した。
その破天荒な治療が、「笑い」である。
この経験を経て、彼は現代医学界にはびこっていた、
- 患者を機械的のように扱うこと
- 疾患を部分的にのみ捉えること
- 人間が持つ自然の生命力の軽視
という風潮に「待った」をかけ、患者が持つ自然治癒力こそ病気を治すと主張し、大きな反響を呼んだ。
回復後、彼はバリバリ仕事に励んだのだが、そのエネルギーは雑誌編集だけに留まらなかった。
平和活動、核兵器廃止運動、環境汚染反対運動の先頭に立ち、世界的な活動を続き、その功績によって内外の多くの賞を受賞している。
日本でも、原爆や戦争で肉親を失った子どもたちを保護育成する「精神養子」という援助を行った。
これは、善意のアメリカ人が、子どもたちと法的でない養子縁組を結び、養育費を送ることで子どもの成長を支えるというもので、約500人の子どもが精神養子となり、総額2,000万円の援助を行うものであった。
さらに、広島で被爆した少女25人をアメリカに連れて行き、形成外科手術を受けさせるという活動もしている。
これを称えるため、1964(昭和39)年には、広島市特別名誉市民の称号が贈られ、広島平和記念公園内には彼のために碑が建てられている↓
参考・引用元:ノーマン・カズンズ氏記念碑
本書は、このようなカインズ氏のお笑い闘病生活の記録と、そこから得られる笑いについての驚くべき力について紹介するものである。
そして、本記事は、
- 本書のエッセンスを手軽にみなさんに理解してもらい、
- さらにそれに加えて、俺が↓記事で紹介した「人を笑わせる3つの法則」を補完し、真に理解し使いこなせるようになってもらう
という狙いで書いた。
本記事を読めば、
- 日々のストレスを最小限にして、人生に笑いをもたらし、人から好かれるようになるし、
- 体もイキイキ活発に働くようになる
ので、ぜひ最後までお付き合い願いたい。
では、さっそくざっくり一言から、
目次
ざっくり一言~病気は自分の精神が直す~
人間には本来、自分の体調を自分で治す力が備わっており、それは笑いで活性化する。
「医学の父」として医者の模範とされる、古代ギリシャのヒポクラテスは、「からだ自体に不調を治す働きがある」と指摘していた。
「病気」というのは失われたバランスを身体が取り戻そうとしている状態なのであり、いかにこの「バランスを戻そうとする力」、すなわち「自然治癒力」を高めるかが、病が治るか治らないかを分ける分水嶺なのである。
そして、人間の肉体と精神とは分けられるものではなく、精神状態が肉体に影響を与える。
積極的な精神状態であれば、体も積極的に病気を治してくれるし、反対に消極的であれば、治る病も治らない。
積極的な精神とは、自分の人生のmission、すなわち「人生の仕事」をしっかり自覚していることであり、これがあれば、すべての問題はmissionを実現するための材料に転換される。
何があったって、「mission完遂への進歩」という幸福を感じるための、「前フリ」に過ぎないのである。
それは、波のように問題が絶えず降り注いでくる人生において、安心感と余裕をもたらす。
そのような、波を一つ一つ乗り越えていく快感こそ、「笑い」である。
そして、笑いは、免疫機能の向上、成長ホルモンの分泌、消化・吸収の促進などを促し、病気を撃退する。
積極的な精神が笑いを生み、笑いが病気を治すのである。
地獄の病院生活→ホテルでの「お笑い闘病生活」
病院に担ぎ込まれた彼は、手足を動かすにも不自由、口も開けないという有様だった。
医師からは全快チャンスが500分の1といわれ、このままでは早々に死んでしまうことは明白であった。
病院から抜け出て、自分で何とかしなければならない。
- 添加物まみれ・ビタミン不足の病院食
- 血を吸い取られまくる検査
- 痛み止め漬けの病院生活
で、病が治るとは到底思えない。
病気の原因を考えてみると、
- 出張先モスクワでの排気ガスによる重金属中毒と、
- そこでの激務ストレスによる副腎の疲労
だと思われた。
副腎とは、左右の腎臓の上部にあるホルモン分泌器官。
ストレスに対処するホルモン「コルチゾール」をはじめ、性ホルモンやアドレナリンやドーパミン、生命の維持に欠かせない様々なホルモンを分泌する器官です。
ここでいうストレスには、精神的なストレスはもちろんのこと、
大気汚染や食品の添加物、気温の変化、食生活の変化、持病や感染症など、体内で炎症を起こす恐れのあるもの全てが含まれます。ストレスが多く、コルチゾールが過剰に分泌される状態が続くと、副腎が疲れて必要なときに十分な量を分泌できなくなり、ストレスと闘えなくなる。
この状態を『副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)』と呼びます。
正式な病名ではなく、欧米や日本のような先進国でもまだ多くの医師が認識していない病気ですが、副腎疲労になると、炎症を抑えられず疲労感や様々な不調が出やすくなるのです。
例えば、副腎から分泌されるコルチゾールは血糖値や血圧のコントロール、免疫機能や神経系のサポートをつかさどるため、副腎疲労を起こして分泌がうまくいかなくなると、生活習慣病やうつ症状、花粉症などのアレルギー症状、橋本病やバセドウ病などの自己免疫疾患を発症することもあります。
引用元:前向きで行こう♪ リマウチを無症状化させた まぁこのブログ
ストレスが病気を引き起こすなら、逆に言えば、愛・希望・信仰・笑い・信頼・生への意欲という積極的な情緒は、体に積極的な化学反応を起こす(=治る)のではなないか?
ひとつ、病院を抜け出して、お笑いの番組を見まくって、ストレスフリー天国ホテル暮らしをしてみよう!
そう決意した彼は、自分の主治医に相談した。
幸運にも、彼の主治医は、賢明な人であった。
カインズ氏の現代医学無視の提案について、否定せず、「君の生への意欲の強さがよく分かった」と受け入れ、「一番大切なことは自分の信念を失わぬことだ」と励ましてくれた。
…
…
さっそく、彼は大量のお笑いの本、映画をひっさげ、ホテルにこもった。
そして、前代未聞の毎日ゲラゲラの闘病(?)生活が始まった。
効果はてきめんであった。
10分腹を抱えて笑うと、少なくとも2時間は痛みを感じずに寝れる。
様々な体の数値も改善している。
いい感じだ!
彼の症状はどんどん改善していった。
ホテル暮らし開始8日目には、痛みで全く動かせなかった親指を動かしても痛み感じなくなり、数か月後には、仕事に戻って、完全に一日中働けるだけに回復した。
現代医学ではあり得ない、「奇跡」が起こったのだった。
彼を直した自然治癒力とは、どのようなものなのだろうか?
自然治癒力とは?
引用元:自律神経バランスと自然治癒力の関係 社団法人難病克服センター
自然治癒力とは、人体に備わる、健康維持、病気克服の能力であり、
- 「恒常性維持機能」
- 「自己防衛機能」
- 「自己再生機能」
の3つからなる。
➀の恒常性維持機能とは、身体のバランスを自然に保とうとする機能である。
例えば、暑いと汗をかいて体内の熱を逃がそうとしたり、寒いと震えさせて身体を温めようしてくれる。
②の自己防衛機能とは、外部からの病原菌やウィルス、がんなどをやっつけてくれる機能である。
これは主に、血液中に漂う白血球が担う2。
③自己再生機能とは、怪我をした部分を再生させる機能である。
傷を修復したり、新しく再生する働きをする。
これらは、自律神経のバランスが整っているときによく働き、逆に過度なストレスなどで交感神経が過剰に働き、バランスを欠いていると、体の調子が悪くなる。
人間の精神と肉体は不可分なのだ。
そうだとすると、自律神経のバランスを保つ精神状態ってなんぞや?ってことになるが、それは積極的・創造的な心である。
病気になってもうじうじせず、「生への意欲」を持ち続ける。
その想いに、体が応えてくれるのだ。
心を積極的・創造的に保つことで、
- 病気になっても自然回復力で治癒することができるし、
- 常に爽快に、喜びにあふれる毎日を過ごすことができる
ことについては、日本では、中村天風先生が実証してくれている!
「積極的・創造的な心」をもっと深堀りたい方は、下記記事を参照。
中村哲学は、本記事の内容とかなり関連性が高いので、共に学ぶと両方の理解がかなり深まるよ!
「積極的な心」と「笑い」の関係
このように、積極的な心が自己治癒力を高め、病気を治すのであるが、積極的な心と笑いには非常に関係が深い。
積極的な心とは、前向きな心であるところ、笑いとは、緊張から緩和へ至る、前抜きな感情ジェットコースターだからである(↓記事参照)
上記記事を読めば、人間を笑わせる3つの法則を理解し使えるようになるので、人生に笑いが満ちて、どんどん健康になっていけるだろう。
人生に明るくする大切な技術だから、オカタくてなんだかギスギスしてるな~って人は、身に着けておこう。
上記記事ではややテクニカルな話をしたが、以下では、笑いのコアに迫っていく。
本書では、人生において自然に笑いを生み出す秘訣「人生の仕事を持つ」ということについて、カズンズ氏が教えをうけた、2人の偉人の考え方をシェアしてくれている。
パブロ・カサルスと、シュバイツァーである。みていこう。
「人生の仕事」を持つことが、笑いに溢れる人生をつくる
パブロ・カサルスの仕事と笑い
カザルス氏(1876~ 1973)は、スペインのカタルーニャ地方に生まれたチェロ奏者である。
チェロの近代的奏法を確立し、「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすかを知らない人である」といわれる、20世紀最大のチェリストである。
平和活動家としても有名で、音楽を通じて世界平和のため積極的に行動した。
後に代名詞といわれるようになった、カタルーニャ民謡『鳥の歌』を演奏し始めたのは、第二次世界大戦が終結した1945年といわれる。
この曲には、故郷への思慕と、平和の願いが結びついていた。
1971年、カザルス氏94歳のときにニューヨーク国連本部において「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は、ピース、ピースと鳴くのです」と繰り返し語って聴衆の心を揺さぶり、『鳥の歌』をチェロ演奏してトドメを刺したエピソードは伝説になっている。
カズンズ氏が彼に出会ったとき、背が曲がった老いぼれ老人そのものであったが、毎朝の日課の演奏をはじめると、背がシャキッと伸び、別人になったかのようであったという。
彼の態度は、明るく、思いやり深く、友人や訪問客の要件や問題に親身になって打ち込める人で、人に対する対応は心がこもっていた。
彼は、カズンズ氏に語った。
- 「無力感の問題に対する答えは、そう込み入ったことではない」
- 「各人は、必ずしも政治に飛び込まなくても、平和のために何かすることができます。人はみな自分の内部に根本的な道理を持っています。」
- 「この道理の告げることに耳を傾け、その通りに行動すれば、その人は世界が一番必要とすることを大きく果たしているのです」
- 「われわれは自分自身になり切る気があるかどうか。これが大切な問題です」
彼には、チェロの技術だけではなく、目的の意識、生きることへの意欲、信念、ユーモアなどの積極的な素質が備わっていて、そのお陰で彼は様々な疾患をコントロールできた。
そして、90歳をの坂を越してまで伝説のチェロ演奏者として活躍し続けることができたのである。
アルベルト・シュバイツァーの仕事と笑い
カサルス氏の親友であるシュバイツァー(1875~ 1965)は、アルザス人の医師、神学者である。
後のアフリカでの献身的な医療活動が認められてからは、「密林の聖者」という通り名で親しまれた。
若かりし頃のシュバイツァーは、牧師として恵まれた将来を約束されていたが、何か「自分のなすべきことをしていない」という満たされない想いを抱えていた。
あるとき、無知と風土病がはびこるアフリカの惨状を聞き、「アフリカで病に苦しむ人々のために働きたい」という強烈な想いが生じた。
彼は、世にいう「成功」を捨て、医者となってアフリカへ行き、「自分の信念の途」へと進むことを決意する。
このとき、30歳。
「いい歳なんだし、牧師として安定すればいいじゃないか(笑)」という人々の嘲笑にもなんのその。
6年の勉強を経てアフリカ・ランバレネへ赴き、次々と押し寄せる患者を片っ端から治療していった。
その後、2度の世界大戦で捕虜となっったり、何度も国に送り返されたりするが、必ずランバレネへ舞い戻ってくる…
…
…
そしてついに、そんな彼の信念が、1952年のノーベル平和賞受賞という形で結実した。
賞金はすべてランバレネの診療のために使われた。
1957年後より、核への反対を公言するようになる。このとき81歳。
1962年には、アメリカ合衆国大統領であったジョン・F・ケネディに手紙を出し、その中で、「子どもたちへの放射線の遺伝的影響という問題に関心をもってほしい」と依願している。
このように医療を超えて世界貢献しつつも、精力的にランバレネにおける医療活動も継続。
1965年に90歳で死去し、同地に埋葬された。
彼を突き動かしていたのは、
- 「自分は何者なのか」という絶えざる問いかけと、
- 大自然アフリカの地で悟った「人間は独りではなく、他者と繋がった全体の中の一部」という自覚。
彼はいう。
「人はだれでも、自分自身のランバレネを持つことができる」
人生の中でなすべき「仕事」に気づき、絶対ブレない羅針盤としたことが、彼の60年に渡る、一点突破の意思貫徹力に繋がっているのだ。
…
…
そんな精神力と行動力の鬼、シュバイツァーも一生健康体であったわけではない。
彼も病にかかったが、自分がどんな病気にかかろうとも、一番いい薬は、
- すべき仕事があるという自覚に、
- ユーモアの感覚を調合したもの
だと信じていた。
笑いを、精神の緊張を低下させる方法として用いていたのだ。
シュバイツァーの病院での生活は、若い医師や看護師にとっても決して生易しいものではなかった。
シュバイツァーもそれを十分心得ていて、彼らの精神に養分を補給することを自分の務め、喜びとしていた。
職員の会食の時には、シュバイツァーはいつもおかしい話を一つ、二つ披露した。
彼らが食卓から立ち上がった時、みんな食物のせいだけでなく、食卓の気分によって元気を取り戻し、上機嫌になっていた。
たとえば、ある夕食の席で、診療所の屋根に巣を作っていたメス鳥がひなを生んだというニュースを伝える際、悔しそうにこう言った。
「ちきしょう。彼女が身重だったとは、夢にも思わなかった」
またあるときの夕食の席で、彼はコペンハーゲンの王宮を訪れた際のエピソードを話した。
晩餐会で、メインディッシュとして鰊(ニシン)が振る舞われた。
引用元:ビストロ味の燻製鰊のマリネ Fleur de sel 塩の華
困ったことに、シュバイツァーは、鰊が大の苦手だった。
そこで誰も見てないスキに、鰊を器用に皿からポケットに滑り込ませ、美味しく完食したという雰囲気を醸し出していた。
ところが、骨も、目玉も、頭も一瞬でなくなったため、王はびっくりし、シュバイツァーの空になった皿を不思議そうに見ていた。
シュバイツァーはとっさに言った。
「アフリカでは、魚は丸ごとに飲み込むのが常識なんです」
「なるほど」王は納得した。
…
…
このようなシュバイツァーのユーモアによる、サポーター達の精神への気配りが、彼らの活動を活発にし、自身を精神的にも肉体的にも守り、そのmissionを支えていたのだ。
イマヌエル・カントはその著書『純粋理性批判』の中で、大声の笑いは
「最も重要な肉体の過程を促進することで、健康感、すなわち腸と横隔膜を動かす情動、つまりわれわれの感じる満足の内容を促す健康感を生み出す」
と述べている。
笑いより緊張をほぐせば、腸の働きを司る副交感神経優位にし、インナーマッスルが物理的に刺激され、これも腸も活発に動かすことに繋がる。
同様の理由から、カラオケも効果的である。
参考:便秘解消に笑いが効果的
考察「人生の仕事」と「笑い」の関係
「人生の仕事」という大きな目的意識があると、その過程で生じる問題なんて、些細なものだと感じられる。
何が起こっても、人生の仕事のための学び・材料にすることができる。
そして、それが自然の人間の姿なのであるから、大自然の「大きな力」は必ず俺たちを守ってくれる。
それは、誰にも抗えないパワーを持っている。
どんなプロセスを辿ろうとも、結末はハッピーエンドで決まっているのだ。
だから、プロセスの過程で起こる問題・トラブルとは、「進歩している」という幸福を感じるための、「前フリ」に過ぎない。
俺たちは今、ご先祖様が繋いでくれた命を生きている
そして、世界は着実に良くなっている
だとしたら、俺たちがすべきことも同じ
【世界を少しでも良くして次に渡す】
そういう広い視点を持つと、日常的に生じる問題は些細なものだと気づき、
波乗りのように楽しんで、笑いながら乗り越えていける
— かず@法務博士ナンパ師 (@uenotubuyaki) January 9, 2022
人生は映画と同じ。
キツイ試練があるからこそ、最高に気持ちいいエンディングが待つ物語になるのだ。
宇宙さんが教えてくれるよ↓
【願いを叶える論理を発見!】『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』を一言で切る!(前編)
このように、人生の仕事とは、
- 前向きな心と笑いを生み出し、
- 自己治癒力を高め、
- 心身の健康と幸福人生を作り上げる
源なのだ。
痛みとは、肉体が脳に向けて発する、「何か故障があるぞ」という信号である。
ハンセン病の患者は、「痛みを知らせて下さい」と神に祈る。
ハンセン病が恐ろしい理由は、ハンセン病患者が、たとえ手足に害を受けても、普通何の痛みも感じないからだ。
だから、むざむざ手の指、足の指を失ってしまう。
痛みがあるからこそ、それまでの生活の問題に早期に気づき、軌道修正していけるのだ。
人生の目的を達成するプロセスは、問題の発見と改善の繰り返しである。
痛みに感謝し、ガンガン行動していかなければならない。
シュバイツァーの名声と献身的な努力は世界中に知れわたり、世界中からボランティア志望者が跡を絶たなかった。
しかし、そのような人々が驚いたのは、迎えにきた船の漕ぎ手をはじめ、現地人には手足を切断されている人々が多いことであった。
それは、上記のハンセン病に由来するものであるが、この原因として考えられたのが、シュバイツァーが持ち込んだ動物性食品やバター、チーズなどの乳製品、砂糖であった。
現地人たちは、先祖から脈々と受け継がれてきた知恵に基づいて、現地の食べ物を食べて栄養のバランスと保っていたのだが、ヨーロッパから持ち込まれた上記の様な食材で、そのバランスを失ってしまったのである。
シュバイツァーは晩年に厳しい批判を浴びるようなったのだが、このためである。
これを改善していったのが、なんと日本人、桜沢如一(リンク先はwikipedia)というマクロビ提唱者であった。
桜沢により穀物菜食、自然食を取り戻した現地人は、どんどん健康を回復していった。
桜沢自身も風土病である「熱帯性潰瘍」にり患したが、玄米を取寄せ、たった8日間でこれを治してしまった。
だが、シュバイツァーはこの事実を見せつけられても、マクロビを受け入れなかった。
桜沢は見込みなしと判断し、ランバレネを去るより外なかった。
もっとも、桜沢は博士の献身的な行動は高く評価していた。
病院も患者の家族も一切無料、すべて博士独りで負担しており、その献身マインドの基本部分について、尊敬すべきことは変わりなかったからである。
博士の良いところ、改善すべき点をバランスよく学ぼう。
人間を健康にする(=自然治癒力を高める)食べ方・食材については、現代医学の反逆児、うつみんが圧力をはねのけ、バシッと述べてくれている↓
医者の本来の仕事
人間にこのような自然治癒力が備わっているならば、医者がすべきことは何だろうか?
それは、その人の回復しようとする力を阻害しないように、逆にそれを促進することである。
まず、人間は食物により成り立っているのであり、食に気を払わないことは言語道断である。
また、金のために、体に負担のかかる検査をやたらしようとしたり、薬を投与することは3、逆に体を傷つけることであるから、そんな医者はヤブである。
本物の医者とは、病気をもった1人の「人間」として患者と向き合う者である。
それは、
- 十分時間をかけて患者と対話をし、信頼関係を構築して、検査よりも実際に自分で患者に触れる
- 「疾患」という狭い視野から抜け出して、精神面や栄養面をもトータルコーディネートする4
- 「大丈夫、良くなりますよ」と積極的な声掛けをする
などの行動に現れる。
医者とは、近づきがたい「お医者様」ではなく、敬意を感じる「お父さん」のような存在でである。
そして、病気の治療とは、そのような信頼関係・愛情で繋がったアドバイザー・患者(=病気の主体)との間の、平等な相互協力により行われるべきものである。
愛情の有無は、病気を治療できるかということに留まらない。
愛情をかけないと、人は犯罪者になるし、刑務所にぶち込んでも真の反省が得られず、再犯を重ねる。
人間の成長という広い視野から、愛情の大切さについて学んでおくべきだ↓
【死刑囚から学ぶ】『永山則夫~封印された鑑定記録~』&『反省させたら犯罪者になります』で非行の原因と対処法を一言で切る!~前編:原因篇~
プラシーボ効果とは、偽薬効果とも言われ、要は治ると想っていると本当に治ってしまうことである。
人間の想いっていうのは、非常に強い力をもっており、心で想っているいることが本当に実現してしまうことである。
参考記事:プラシーボ効果って? まるで魔法のような効能をご紹介
そして、医師は病気の専門家であるから、最も強力なプラシーボを発揮する。
医師には、その「在り方」、すなわち言葉、態度、オーラで患者を前向きさせるような、自己治癒力への深い理解と、人間性が求められている。
あとがき
人間ひとりひとりに、健康や幸福を実現する力が備わっている以上、それらは、結局自己責任である。
だが、それは孤独に追及していくものでなく、ご先祖様や今ある生き物との関係性の中で、助けられながら実現していく。
そのような生き物同士の関係性を良好に育む秘訣とは、結局、「愛」である。
愛が、人生に笑いと、健康をもたらす。
参考文献『笑いと治癒力』ノーマン・カズンズ
本記事では、自然治癒力を高めるため、カインズ氏闘病にあたりが実践した「笑い」についてスポットライトをあてた。
だが、カインズ氏が病に打ち勝った秘訣には、「ビタミンC」の積極的大量摂取もあった。
ビタミンCの効能や、彼が用いた具体的な方法は、本記事で述べる余裕はない。
ぜひ直接本書に当たって、自然治癒力について理解を深めてもらいたい。
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